今年のオリックスと同じ●○○からの日本シリーズ優勝は15度。阪神のような○●●からの優勝は…
ここまでの日本シリーズは、オリックス・バファローズが●○○の2勝1敗、阪神タイガースはその裏返しである○●●の1勝2敗だ。第1戦は阪神が8対0で勝ち、第2戦と第3戦はオリックスが8対0と5対4で勝利を収めた。
引き分けの試合をカウントせず、一方のチームが●○○――もう一方のチームからすると○●●――となった日本シリーズは、今年が20度目だ。過去の19シリーズ中15シリーズは、●○○のチームが優勝を飾っていて、○●●のチームの優勝は4度しかない。
後者は、1955年の読売ジャイアンツ、1964年の南海ホークス、1983年の西武ライオンズに、2008年の埼玉西武ライオンズだ。いずれも、先に王手をかけられながら、そこから3連勝あるいは2連勝でシリーズを制した。
割合はさておき、●○○のチームの優勝のほうが多いのは当然だろう。ここから、2勝2敗でも優勝となる。
今年の阪神は、今のところ、白星と黒星の並びからすると、前回、日本シリーズに進出した2014年と同じ道をたどっている。9年前は、第1戦に勝った後、第2戦から福岡ソフトバンク・ホークスに4連敗を喫した。○●●●●だ。第4戦は、10回裏に呉昇桓が中村晃にサヨナラ本塁打を打たれた。
各試合のスコアは、6対2、1対2、1対5、2対5、0対1。阪神は、第2戦以降の得点が計4点にとどまり、第1戦を含めたシリーズ全体でも10得点。1試合平均は、ちょうど2得点だった。
それに対し、今年は、3試合で計12得点を挙げている。オリックスは計13得点なので、その差は1点に過ぎない。ここからも、2014年と同じように黒星が続くとは限らない。
オリックスは、優勝と敗退を問わず、過去に進出した日本シリーズ14度のなかに●○○のパターンはなかった。2勝1敗は、1977年の○○●と1978年の○●○に続く3度目。1977年は第4戦と第5戦に勝って日本シリーズ3連覇を成し遂げたが、1978年は第4戦と第5戦に敗れ、第6戦に勝ったものの、第7戦はヤクルト・スワローズの松岡弘に完封された。