【サンマルクカフェ】創業以来初のブレンドコーヒーがリニューアル。産地・配合・焙煎も全てを一新
こんにちは、スイーツコンシェルジュの南森エレナです。コーヒー好きの方に朗報です。ベーカリーカフェ「サンマルクカフェ」のブレンドコーヒー「サンマルクブレンド」が、2023年9月8日(金)よりリニューアルして販売しました。
ブレンドコーヒーがリニューアルされたのは、1999年創業以来初。聞くところによると変わったのは味だけではないとのこと。一体どんな風に変わったのでしょうか。早速飲んできたのでご紹介します。
ブレンドコーヒーが大幅リニューアル
サンマルクカフェはベーカリーカフェとして美味しいパンを提供するのはもちろん、一緒に楽しむドリンクの味わいにもこだわっています。ブレンドコーヒーは、創業当時からオーダーを受けてから豆を挽いて蒸らし抽出する方式を導入しているのもこだわりのひとつです。
従来の「サンマルクブレンド」との違い
従来の「サンマルクブレンド」と新たな「サンマルクブレンド」を比較した最も大きな違いは、「苦みを抑え飲みやすい仕上がりにすること」と、「サンマルクカフェのパンとのペアリング」です。
ベーカリーカフェとして、豊富な種類のパンや「チョコクロ」との相性の良さをより重視。試作段階で「チョコクロ」や「じゃがバタデニッシュ」など、バター感たっぷりの生地やしっかりしたチョコレート風味とのペアリングには、ある程度の塩味雑味がコーヒーにも必要だということがわかり、理想の味わいに仕上げるのに苦戦したのだそう。
今回のリニューアルポイントは、大きく分けて3つ
今回のリニューアルポイントは、大きく分けて3つあり、「①生豆の配合」、「②焙煎」、「③コーヒーマシンの抽出設定」を見直しました。
豆の生産地特徴から「ブラジル産」や「コロンビア産」のコーヒーを選択。そしてフルーティーな香り、クリーンで明るくやわらかな余韻をもたらすため「エチオピア」コーヒーも選択し、バランスよく配合しました。
さらに3種類の生豆の特長を最大限に生かすため、これまでは行ってこなかった「アフターブレンド」の手法を採用。3種類の生豆を別々に焙煎した後にブレンドすることで、全体的な香味成分が高まり、口に含んだ時に鼻へ駆け抜ける香りのよさを体感できます。
また、今回、新「サンマルクブレンド」の導入にあわせて、苦みを抑え薫りが立つような仕上りを目指し、全国にある店舗のマシンの抽出設定変更を行ったのだそう。
そうはいっても、店舗によりいくつか異なるコーヒーマシンがあり、再現したい味があるとしてもマシンの個体差に合わせての調整は、熟練者のアプローチが今後も必要になってきます。
新「サンマルクブレンド」を飲んでみた
新「サンマルクブレンド」は、一口目からマイルドな口当たりで、飲んだ後爽やかでフルーティーな香りが印象的です。そして淹れたてのコーヒーの香ばしさの余韻がいつまでも残り、朝から飲んでみたいと思うコーヒーの味わいを楽しめました。
味だけでなく開発者も変わりました
リニューアルした「サンマルクブレンド」の開発を担当したのは、業務革新本部の竹之内健吾さん。前職では外資系コーヒーチェーンで約23年勤務し、主に店舗運営業務に従事。その後渡米し、9ヶ月間アメリカの本社で焙煎を学んだあとに帰国。日本ではコーヒー豆製造部の焙煎部門を担当しました。サンマルクカフェには2022年7月に入社し、今回発売した新「サンマルクブレンド」の開発に携わります。
「ブレンドはコーヒーとコーヒーの掛け合わせで、無限の可能性を秘めています。これからどんどん寒くなり温かいコーヒーが美味しくなる季節に、パンとぴったりのコーヒーを提供できるのが嬉しいです。」(竹之内さん)
今回は新しくなったコーヒーの味と共に、開発からリニューアルまでコーヒー好きの心を鷲掴みにする魅力的なストーリーを聞くことができました。ぜひ新「サンマルクブレンド」の味をパンと一緒に味わってみてください。
サンマルクカフェ公式ホームページ(外部リンク)
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取材協力:サンマルクカフェ