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オズーナがホームランを打ち、大谷とテオとの差を2本に。ドジャースの試合はこれから。相手の投手は…

宇根夏樹ベースボール・ライター
コール・レイガンズ(カンザスシティ・ロイヤルズ)Jun 9, 2024(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)

 6月14日、マーセル・オズーナ(アトランタ・ブレーブス)は、1回裏にホームランを打った。シーズン本塁打を19本とし、ナ・リーグでオズーナに次ぐ、ロサンゼルス・ドジャースの2人、大谷翔平テオスカー・ヘルナンデスとの差を2本とした。この試合は、まだ続いている。

 一方、ドジャースの試合は、まだ始まっていない。ドジャースは、ホームにカンザスシティ・ロイヤルズを迎え、14日~16日に3試合を行う。14日の先発投手は、ドジャースがギャビン・ストーン、ロイヤルズはコール・レイガンズだ。

 大谷は、ほぼ1年前の昨年6月12日に、レイガンズからホームランを打っている。この試合は、犠牲フライ1本とホームラン2本で計4打点を挙げた。

 ただ、レイガンズが大谷にホームランを打たれたのは、12回表だ。当時はテキサス・レンジャーズにいて、リリーバーとして投げていた。この試合から約半月後の6月30日に、レイガンズはトレードで移籍した。アロルディス・チャップマン(現ピッツバーグ・パイレーツ)の交換要員として、ロニー・カブレラとともに、レンジャーズからロイヤルズへ移った。

 2016年のドラフトでレンジャーズに全体30位指名を受け、高校からプロ入りしたことからも窺えるとおり、もともと、資質は高く評価されていた。昨シーズンのロイヤルズ移籍後は、先発12登板で奪三振率11.18と与四球率3.39、防御率2.64。今シーズンは、開幕投手を務め、ここまでの14登板で奪三振率11.16と与四球率2.85、防御率3.08を記録している。

 1年前は開花前、現在は開花中、といったところだ。

 また、今シーズンは、79.0イニングを投げ、打たれたホームランは4本だけ。6月13日までに70イニング以上の63人中、被本塁打5本未満は、レイガンズを含む5人しかいない。

 なお、テオスカーとレイガンズは、初の顔合わせとなる。

ベースボール・ライター

うねなつき/Natsuki Une。1968年生まれ。三重県出身。MLB(メジャーリーグ・ベースボール)専門誌『スラッガー』元編集長。現在はフリーランスのライター。著書『MLB人類学――名言・迷言・妄言集』(彩流社)。

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