ランドクルーザー250が納車されました。500km乗ったレポート。
ランドクルーザー250が納車されました
2024年4月19日に発注したランドクルーザー250が、2024年7〜9月生産分(ファーストロット)に生産され納車されました。高速道路を含めて500km程度乗りましたので、簡単にファーストインプレッションをお伝えします。
ランドクルーザー250 ガソリン車は遅い?鈍亀?
過不足なく走る
まず最も気になるであろう、「走り」についてです。筆者の購入したランドクルーザーは中間グレードのVX、ガソリン車です。
150系プラドからキャリーオーバーされた2.7L 直列4気筒 自然吸気ガソリンエンジン(2TR-FE)が搭載されています。
- 最高出力:120kW/5200rpm(163PS)
- 最大トルク:246Nm/3800rpm(25.1kg・m)
- 車重2240kg
ご存知の通りガソリン車は163馬力で車重2240kgという、令和の新型車としては信じられないほどの絶望的なスペックです。
結論としては、「一般道では過不足なく走るが、アンダーパワー感も多少ある」というのが正直なところです。
とは言え、数値から受ける印象よりはマシでした。多少ノイジーではありますが、踏んだらしっかり加速しますし、遅すぎて困るような局面は稀です。むしろ「よくこの低スペックでここまで普通に仕上げたな」という感覚があります。
ストレスは感じない
少なくとも「乗っていてストレスを感じる」というほどではありません。人によって感じ方は異なりますのであくまでも参考にはなりますが、多くの方にとっては十分な出力と言えるでしょう。
ただし急な坂道は苦手ですし、ちょっとした急加速でも回転が上がりがちです。また、エンジン出力に余裕がある車に比べると、一段低いギアを使いたがるような印象もあります。
とは言え、そもそもが「飛ばす車」ではないですし、車全体の動きがおっとりしているのでキャラクターにはマッチしています。
ランドクルーザー250のメリット
ボクシーなカクカクデザインが最高
いかにも「ヨンク」といった角ばったデザインが最高にカッコいいですね。
2m近い車高や、高い位置にあるボンネットも迫力が凄いです。車を降りて眺めるたびに「買ってよかったなあ」としみじみ思えるスタイルを持っています。
「陸の巡洋艦」ならではの乗り心地
ランドクルーザー250では、シャシーにランドクルーザー300と共用しているGA-Fプラットフォームが採用されています。
これの仕上がりに関しては非常に優れており、剛性感が高く上質な走りです。またサスペンションのセッティングも巧みで、段差を乗り越えた際の不快感は最小限です。ラダーフレーム構造を採用した本格クロスカントリー車としては、望外に乗り心地が良いと言えます。
ファミリーカーとしても使える後席空間
流石に5m近い全長ということもあり、2列目の足元空間に余裕があります。またリクライニングもできるので、ファミリーカーとしても十分に活躍できる素質を備えています。
ランドクルーザー250のデメリット
燃費は最悪
分かっていたことではありますが、燃費は最悪です。満タン法で計測したところ、一般道5km/L、高速で7〜8km/L程度です。
より排気量の大きなV6やV8エンジンと何ら変わらない極悪な燃費です。であれば、フィーリングや加速性能の良いV6やV8エンジンを積んでいた方が明らかに良いですよね。
スペックも低い上に燃費もよくないため、エンジンの評価は低いというのが正直なところです。
ドアの開閉音がチープ
ドアの開閉音が「バムッ!」という感覚でチープです。コンパクトカーやミニバンと同様の開閉音がします。500万円を超える「高額車」ですので、そういった細かい部分にもこだわりが欲しいというのが正直なところです。
トノカバーの収納場所がない
ラゲッジにトノカバーが装備されているのですが、外した際の収納場所が用意されていません。そのためトノカバーを自宅に置いておく必要があります。
以上、簡単にですがランドクルーザー250のファーストインプレッションでした。また連載という形で、ランドクルーザー250に関する詳細記事を執筆していく予定ですので、よろしければクリエイターのお気に入り登録をお願いいたします。
なお、筆者の運営しているブログにて、より詳しいランドクルーザー250の情報をお伝えしています。もしご興味がありましたら、参考にしていただけますと幸いです。
>>ランクルブラザーズ