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ランドクルーザー250は高すぎる?300と同価格の妥当性を購入者が解説。

ikahimeバス釣りブロガー

ランドクルーザー250の販売価格は、ランドクルーザー300デビュー時の価格とほぼ同じで「エンジンがしょぼいのに高い」「300と同じ値段なのは理解できない」「プラド後継なのに生意気だ」と言った声が上がっています。

ランドクルーザー300:510万円〜770万円

ランドクルーザー250:520万円〜735万円

こうして比較してみると、確かにスタート価格はむしろランドクルーザー300よりも高くなっており、ヒエラルキーもへったくれもありません。言い方は悪いですが「バグった価格設定」と言えます。

一方で、価格に対する妥当性もいくつか挙げることができます。筆者はランドクルーザー250のVXガソリンを契約したため、購入者バイアスがかかっている可能性も否定できませんが...当記事では、ランドクルーザー250の価格の妥当性をできるだけ客観的に検証します。

標準装備が豪華である

ランドクルーザー250では、ディスプレイオーディオ(ナビ、テレビ)、ETC、前後方ドラレコ、ムーンルーフ、本革シート等が標準装備です。必要なメーカーオプションとしては「トヨタチームメイト」(渋滞時の運転支援)ぐらいです。これにより、人によってはほとんどオプション無しで契約することも可能です。それで、中間グレードであるVXが545万はある意味安いとも言えます。ハリアーやRAV4などでも色々オプションを盛ると同じぐらいの金額になることもあります。

ランクル300と比較

ランクル300と比較すると、割高に感じるのは確かです。しかし、ランクル300はデビューイヤーが2021年とすでに3年が経過しています。円安や物価高といった社会情勢を考慮すると、ランクル300デビュー時の価格とほぼ同じになっているのも、ある程度は仕方がない部分もあるでしょう。また、どちらかと言えば「ランクル300が安すぎた」というのが正しいと言えます。

シャシーはフラッグシップである300と共通

ランドクルーザー250では、シャシーはランドクルーザー300と共通のGA-Fプラットフォームを採用しています。フラッグシップモデルと同じシャシーを採用しているため、同じ価格帯というのはある程度納得感が得られるポイントとなっています。

ボディやインテリア等は完全な新設計

ボディやインテリア等は、何かの使い回しではなく、完全な新設計となっています。フラッグシップのシャシーに、完全新設計のボディやインテリアを採用していることを考えると、必ずしも高いとは言えないでしょう。

ここまで、ランドクルーザー250の価格の妥当性について解説しました。一方で、割高と感じさせる面があるのも事実です。それは、やはりエンジン(パワートレイン)のしょぼさです。

エンジンがしょぼいのは事実

ランドクルーザー250が割高だと感じる最大の要因としては、やはりエンジンです。150系プラドのパワートレインを使いまわしており、コストダウンを図っています。よく言えば「熟成を重ねており、高い信頼性を誇る」と言えます。悪く言えば「旧時代の古臭いエンジンを使いまわしている」という形です。

なぜプラドのエンジンをそのまま使っているのか?というと、エンジンだけは「ヒエラルキーに沿った形になっている」とも言えます。ランドクルーザー300がある手前、同じV6ツインターボガソリンを積む訳にもいかないのでしょう。また、現状では他に相応しいエンジンがないから、とも言えます。

そして、兄弟車であるレクサス GX550に、ランドクルーザー300と同じV6ツインターボガソリンを積んでいますので、なおさらです。そのため、今後ランドクルーザー250にV6ツインターボガソリンが積まれる可能性も低いと言えます。もしかしたら、今後「GR ランドクルーザー250」のような走りに特化したモデルが登場して、それに強心臓が積まれる可能性が無いとは言い切れませんが...

エンジン比較

参考までに、ランドクルーザー300のエンジンと、ランドクルーザー250のエンジンの比較を掲載しておきます。

ランドクルーザー300

ガソリン:3.5L V型6気筒DOHC24バルブ ツインターボ

形式:V35A-FTS

スペック:415馬力、トルク650N・m(66.3kgf・m)

特徴:レクサス「LS500」にも搭載

ディーゼル:3.3L V型6気筒DOHC24バルブ ツインターボ

形式:F33-FTV

スペック:309馬力 最大トルク700N・m(71.4kgm)

特徴:完全新設計

ランドクルーザー250

ガソリン:2.7L 直列4気筒DOHC16バルブ 自然吸気

形式:2TR-FE

スペック:163馬力、トルク25.1kgm

特徴:150系プラド、ハイエース等にも積まれる

ディーゼル:2.8L 直列4気筒DOHC16バルブ ターボディーゼル

形式:1GD-FTV

スペック:204馬力 最大トルク51kgm

特徴:8ATを採用(プラドは6AT)

ランクル300のエンジンはどちらも非常にパワフルな仕上がりです。一方で、ランドクルーザー250のエンジンはどちらも車格に対してアンダーパワーな感じは否めません。

ある程度の妥当性は認められる

結論としては、確かにランドクルーザー250の価格は安くはないですが「ある程度の妥当性は認められる」と言えます。

・標準装備が充実している

・ランクル300が安すぎた

・シャシーはランクル300と共通

・ボディ、内装等は完全新設計

ただし、

・エンジンが使いまわし

という点だけが、唯一「価格に不相応」と言えるでしょう。

バス釣りブロガー

バス釣りブロガー。小学生のころにグランダー武蔵やミラクルジムの釣りに影響を受け、バス釣りをはじめた世代。 関東一円のリザーバーでレンタルボートスタイルをメインとしています。

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