関東は夏日から2日で雪に…真冬並み寒さの三連休は中日に晴れ間:気象予報士解説
20日に群馬県内で25度以上の夏日を記録した関東ですが、21日からは一気に冬の寒さが戻ってきて、今日22日には北関東の山沿いで雪が降る予報です。
さらには三連休初日の23日には東京でも雨に雪が混じる可能性もあり、この1週間はまさに「暖冬の縮図」とも言えるような、変化の激しい天候になりそうです。
【22日】前線の雨雲は北へ広がる
22日9時の予想天気図を見ると、前線は陸地にはかかっていませんが、その雨雲は北へと大きく広がって、西日本~東北南部の広い範囲で雨や雪が断続的に降りそうです。
雨と雪の境目は北関東で、群馬・栃木の北部では午前を中心に「雨か雪」の予報が出ています。
つまり関東は夏日を観測した20日からたった2日で雪が降ることに…。
都心では雨の予報ですが最高気温が7度と真冬並みですから、文字通り真冬の防寒対策が必要になります。
三連休は中日に晴れ間
気象庁が専門家向けに出している気圧配置の予想図を元に作成連休初日の23日(金・祝)は前線の影響が続いて広い範囲で雨になり、都心を含め関東では雨に雪が混じる可能性があります。
翌24日(土)は全国的に晴れるところが多く、"菜種梅雨の晴れ間"となりそうです。
最終日25日(日)は西から新たな低気圧が進んできて、再び広い範囲で雨に。この雨に関しては、北関東の山沿いでまた雪のところがありそうです。
3月初めにかけて冬の寒さ続く
気象庁の区分では3月からの3か月間が「春」と定義されていますが、その「春」は"冬の寒さ"でスタートしそうです。
このところの平年を下回る寒さは今後もしばらく続き、気象庁の2週間気温予報では少なくとも3月4日にかけて平年より低い見通しとなっています。
春らしい服を着て出かけられるのはもう少し先になりそうです。