大阪北新地にある、江戸前鮨を味わえる「鮨 青海（おうみ） 北新地」をご紹介します。以前、来店したことがある雲丹の食べ比べが出来るお店。自分へのご褒美に、再来店してきました。

JR東西線北新地駅から徒歩約5分。大阪メトロ谷町線東梅田駅から徒歩約7分。堂島上通りのパールプラザビルにあります。

東京新宿にある著名人も通う江戸前鮨の名店が、大阪北新地に2021年12月にオープン。近海の天然魚介類を伝統を重んじたお鮨で楽しめるお店。

鮨ネタは、極上の天然物のみ。店主自ら、毎日市場に足を運んで旬の物を中心に厳選しているとのこと。シャリは江戸前鮨ならではの赤酢。海苔は有明産を使っており、山葵や醤油など口にするもの全てに大将のこだわりが詰まってます。

雲丹9種食べ比べ付き 季節の特上握りコース 25,000円（税込）

「北新地のうに畑」と呼ばれているそうで、雲丹9種類の食べ比べは自信ありとのこと。熟練の技が奏でる極上の握りを楽しめるコースです。

先付

国産わかめをポン酢でいただきます。身が厚くシャキシャキした食感を楽しめます。

前菜

ホタルイカと菜の花、あん肝のペーストと奈良漬、子持ちこんぶの3種類。旨味が詰まったホタルイカ、鮮やかな緑は相性抜群。ムースのような舌触りと、奈良漬の食感は最高です。数の子の歯応えと昆布の旨味は絶妙。フルーティーな日本酒が欲しくなりますね。

造り

高知産かつお漬けに、福井県産地辛子のせた一品。しっかり下味がついたかつおは臭みがなく、まぐろのような味わい。もちっとした食感があります。

握り：長崎県産中トロ

バルサミコ酢を使った洋風のシャリで味わう中トロ。ほんのり葡萄の香りも楽しめます。中トロの脂と相性が良いようで、さっぱりした握りでした。

握り：淡路産真鯛

赤酢と米酢を使ったシャリで味わう真鯛。適度な酸味と、酒粕の旨味を感じるシャリは淡白な真鯛に合い、濃厚な味わいの握りです。

握り：５日目のブリ

熟成させて5日目は、ねっとりしモチっとした食感です。口の中に深い旨味の余韻が長く残る感じがあり、脂の旨味が楽しめます。

握り：アジ柚子胡椒

柚子の爽やかな香りに、ピリッと効いた辛さがアクセントになるアジの握りです。ぷりぷりした食感が印象的。

焼物：鰻の蒲焼き

食べやすく一口サイズの鰻。ふっくらと柔らか食感で、脂ものっています。鰻本来の味を楽しめます。

イクラの小丼

宝石のような艶があるイクラがたっぷりのってます。濃厚なイクラのコクと風味を存分に味わえる小丼です。

逸品：筍のあおさ餡掛け

控えめ味付けの煮た筍に、磯の豊かな風味のあおさの餡掛けがかかった上品な味わい。筍の食感も楽しめます。

握り：漬けマグロ

マグロに染み込んだ漬け汁の濃厚な味わいが楽しめます。マグロの旨味も絡み合った独特な美味しさが印象的。

握り：大トロ

サシが入り綺麗なピンク色の大トロは、脂がしっかりのってます。とろけるような食感と、味わい深い濃厚な旨味がある最高の一貫。

握り：さわらの松前漬け

甘さがある醤油ベースの松前漬けに、淡白でクセがないさわらにしっかり味が染み込んでます。さわらの脂は松前漬けの味付けに合います。

握り：車海老

華やかな彩りの車海老は、縞目も綺麗で身も厚く風味豊か。歯触り、甘さ、食感は格別。とにかく美味しいです。

蒸し物：蟹餡の茶碗蒸し

熱々の蟹餡掛けが上品さを引き立てます。滑らかで、濃厚さとコクを楽しめる茶碗蒸しです。

雲丹9種食べ比べ

厚岸、室蘭、浜中のバフンウニ。青森、釧路、根室のムラサキウニ。ロシア、苫小牧、利尻の塩水ウニ。醤油も用意され、素材本来の味と醤油をつけた味とも食べ比べができます。

それぞれの雲丹には、食感や味に特徴があり違いがかなりあります。中でも、室蘭のバフンウニが絶品でした。滑らかな舌触りと、濃厚さと甘さがあり、口の中に広がる磯の風味は最高です。

握り：穴子

淡白ながら上品な美味しさで、タレがより旨味を引き立てています。泥臭さもなく、ふっくらした身が特徴的です。

巻物：かんぴょう巻き

甘辛く食感も楽しめるかんぴょう巻き。鮨屋のコースでは〆として定番と言えますね。素朴な味わいが魅力。

お椀

魚のエキスたっぷりのお椀は、お店のスペシリャリテ。少しのお水と魚のアラを４日煮込んで、少しの味噌で味を軽く整えているそうです。一口目から、美味しさに驚きました。

甘味：牛乳豆腐のブルーベリーソースかけ

豆腐寄りの少し固めです。程よい甘さとコクと深みがある濃厚な味わい。ブルーベリーソースの酸味がさっぱりして、後味スッキリ。

和風の格式を感じる高級感ある店内。臨場感あるカウンター席は、調理を目の前で見れ、大将との会話も楽しめます。隠れ家のような扉付の個室があり、接待や記念日など特別な日も利用できるお店です。