デビュー以来21連勝中(14KO)のヘビー級
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WBCとWBOで3位、IBFで7位にランクされるキューバ人ヘビー級、フランク・サンチェス(30)が、プエルトリコの元五輪選手、カルロス・ナグロンを9回KOで下してデビュー以来21連勝を飾った。
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ナグロンは北京五輪に出場後、プロに転向して25勝(20KO)2敗。35歳となり、やや勢いを失っているものの、サンチェスの試金石として悪くない相手だった。
初回からサンチェスはKOを狙ってフルスイングを繰り返す。ディフェンスと組み立てに難があるが、その気の強さは本物だった。
勝者は言った。
「ナグロンはタフだった。7~9ラウンドはスタミナを考慮して足を使った。最後にKOしようと考えていたんだ。すべきことが分かっていたからこそのノックアウトだ」
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サンチェスは今回のキャンプからジョー・グーセンの教えを受けている。中盤以降の攻撃力は、その効果だと語る関係者もいるが、そのパンチ力を生かし切れていない印象が強い。
空振りが多く、オフェンスが雑なのだ。現地のジャーナリストからは「ジョセフ・ジョイス、ダニエル・デュボア、ディリアン・ホワイトあたりと戦ったら、かなり苦戦しそうだ」という声が上がっている。
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「俺はハイレベル、高評価のファイターだ。世界戦の実現を希望する。最強であることを見せたい。来年、タイトルに挑戦したいね」(サンチェス)
今回、WBCコンチネンタルアメリカとWBOのNABOタイトルを得たサンチェス。てっぺんまで上っていけるか。