【秋田県大仙市】創業60年!昭和中期から続く大曲の老舗『一源食堂』の絶品ホルモンとは?
ザ・昭和なローカル食堂!地元の方に愛され続ける『一源食堂』とは?
ルールル、ルルル、ルールル。
大曲に雪が降り積もった12月某日、私は地元のローカル食堂にいた。年季の入った店内のテレビから流れるのは「徹子の部屋」のオープニングテーマ。その陽気な音楽を聴きながら、水槽の中では2匹のドデカい金魚が優雅に泳いでいる。今日はそんな昭和ビートあふれる食堂で、気取らずにのんびりと独り飯である。
私のほかに先客はふたり。明らかに雪よせ終わりの長靴を履いたお父さんはハンバーグ。もうひとりのお父さんは雑誌をお供に焼肉定食だ。ノスタルジックな店内で過ごす思い思いの昼休み。さて、私は何を食べようか。
品書き
麺類
中華そば:490円、天ぷら中華:580円、五目中華:580円、天ぷらうどん/そば:490円、カレーうどん/そば:560円、カレーうーめん:560円、やきそば:470円、なべ焼きうどん:680円など。
丼物・カレー
かつ丼:640円、親子丼:560円、玉子丼:490円、カレーライス:470円、カツカレー:620円など。
定食
豚カツ定食:1,000円、焼肉定食:760円、ハンバーグ定食:780円、野菜いため定食:650円、ホルモン定食:720円
男性店主がひとりで切り盛りする『一源食堂』だが、麺類のほか丼物や定食などその品数は豊富だ。地元大仙市中仙産のブランド豚「杜仲豚」を使った豚カツ定食や大曲の三大ソウルフードのひとつカレーうーめんも気になるところだが、私はホルモン定食をチョイス。約30年ほど前から提供を始めたホルモンは『一源食堂』の人気メニューのひとつのようだ。
これはやみつきになる!歴史ある食堂で食べる絶品ホルモンとは?
ホルモン定食が到着。ああ、こいつはウマそうだ。白飯が「かき込んでくれ」と私を手招きしている。老舗の食堂らしく小鉢や漬物が付いてくるのも嬉しい。
さっそくホルモンをレッツイート。おお、いいじゃないか。甘い味付けのホルモンは柔らかく煮込まれておりご飯が進む。臭みもなく良い塩梅だ。
そして今日も私は王道スタイル。トロトロのホルモンを丼ぶりの白飯のうえで数回バウンドさせてから口に運ぶ。そしてすかさず白飯だ。テレビから聞こえてくるトットちゃんの軽快トークを聞きながら、繰り返すこのポリリズム。ホルモン食べたら白飯、ホルモン食べたら白飯。この衝動はまるで恋かもしれない。
やみつきになりそうな『一源食堂』のホルモンだが、その大切なお供となる地元大仙市産のご飯がウマいのも高ポイントだ。昭和の時代から続く老舗を引き継いだご主人の人柄と丁寧さ。それが料理から滲み出ている。
いつものように店に入り、いつものように壁貼りの品書きを見て、いつものようにお腹いっぱいになって帰る。第3日曜日を除き休まずに営業している『一源食堂』には、今日も腹を空かせた誰かがやってくる。さて、今日は何を食べようか。昭和中期から続く町の食堂からは、今日も誰かのそんな心の声が聞こえてくる。
【店舗情報】
一源食堂
住所:秋田県大仙市大曲須和町2丁目2-37
営業時間:11時頃~17時頃
電話番号:0187-62-3339
定休日:第3日曜日