【RIZIN】伊澤星花が優勝賞金700万円獲得「たくさんもらったので結婚式したいです！ 」
12月31日(土)、さいたまスーパーアリーナにて総合格闘技(MMA)イベント『RIZIN.40』が開催され、スーパーアトム級(49.0kg)トーナメント決勝戦では現RIZIN同級王者の伊澤星花(フリー/25)が韓国の強豪、パク・シウ(31/KRAZY BEE)を下しワールドGPを制覇した。
前半9試合のうち実に7試合がKO、TKO、一本勝ち。さらに試合の合間には五月雨式に来春の朝倉未来vs前RIZIN王者・牛久絢太郎、平本蓮vs元王者・斉藤豊のフェザー級注目カード2試合や、ボクシングで史上二人目の8階級制覇を果たしたマニー・パッキャオの夏以降のRIZIN参戦がサプライス発表されるなど、試合内容、情報量共に濃密すぎた今大会の前半戦。そのラストを締めたのが、この日唯一の女子試合である伊澤vsパク・シウだった。
今年7月の一回戦、9月の二回戦とも外国人ファイターに一本勝ちを収め、現王者の実力を知らしめ決勝に駒を進めた伊澤。対するシウは初戦で浅倉カンナ、二回戦で浜崎朱加というRIZIN女子の牽引者を立て続けに退け、勇躍決勝の舞台に乗り込んできたシウ。
両者は昨年10月にDEEPで対戦、伊澤が判定で勝利を収めるも、ルールで禁止されているサッカーボールキックを当てられた伊澤は「 試合中に心が折れかけた 」と振り返るなど自身の試合内容に不満を残しており、今回の再戦で完勝を誓う。
試合前半では、パク・シウの強打をかいくぐりパワーでコーナーに押し込むなど、伊澤がペースを握るが、やや動きに荒さが
見え始めた最終ラウンドには、グラウンドでバックを許したり、飛び込んでの踏みつけやパンチ連打を被弾するシーンも。その直後には伊澤が起死回生を狙い足を極めにかかるなど最後まで目まぐるしい攻防が展開され、場内がどよめく中終了のゴング。判定2-1の僅差で試合を制した伊澤には、シルバーのベルトと優勝賞金700万円が贈呈された。
試合後、マイクを握った伊澤は「 パク・シウ選手、本当に強くて怖かったです 」の言葉と共に、あふれ出すように泣き声をあげたが、直後には「 もっと強くなれるように頑張ります。賞金を沢山貰ったので、(格闘家でパートナーの)coroさんと結婚式したいです！」と早くも賞金の使い道に夢膨らませるなど、最後まで“らしさ”全開のコメントで会場を沸かせた。
後半5試合は米国のMMAプロモーション「 BELLATOR(ベラトール)MMA」とRIZINの全面対抗戦が繰り広げられる。
