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釜山ロッテ大勝/李大浩のビジターでの「引退興行」決定。スンちゃんに次いで2人目<韓国KBOリーグ>

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表/KBO取材記者
イ・デホ(写真:ロッテジャイアンツ)

14日のKBOリーグオープン戦(現地名称:示範競技)は1試合が雨で中止。4試合がデーゲームで行われた。

ロッテジャイアンツ-ハンファイーグルス(プサン)はロッテが13-2で大勝。ロッテは昨季10勝の先発パク・セウンが4回を0点に抑え、昨季20ホールドを記録した2番手のチェ・ジュンヨンが3回無安打無失点と好投した。

◇3月14日(月)のオープン戦

・キウム 0 - 3 LG(コチョク)

 勝:イ ジョンヨン

 敗:キム ジュンヒョン

・KT 中 止 トゥサン(スウォン)

 勝:

 敗:

・サムスン 1 - 1 KIA(テグ)

 勝:

 敗:

・ロッテ 13 - 2 ハンファ(プサン)

 勝:パク セウン

 敗:チャン ミンジェ

・NC 6 - 7 SSG(チャンウォン)

 勝:パク ミンホ

 敗:シム チャンミン

⇒ KBOリーグオープン戦日程表(ストライク・ゾーン)

◆「KBOがイ・デホの引退ツアー実施を発表」

韓国野球委員会(KBO)は今季限りでの現役引退を表明しているロッテのイ・デホ(元オリックス、ソフトバンク)の、引退ツアー実施を発表した。

リーグ主導で引退ツアーが行われるのは、2017年までサムスンに在籍したイ・スンヨプ(元千葉ロッテ、巨人、オリックス)に次いで2人目。

引退ツアーとはビジターの各球場でも引退セレモニーを行うことで、17年のイ・スンヨプの引退ツアーでは8月から9月にかけてビジター9球場で実施。10月3日の本拠地・サムスンライオンズパークでの引退試合でフィナーレとなった。

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各球場ではリーグが制作した映像や展示物の公開、各球団主催のイベントや記念品贈呈、記念撮影などが行われる。

国内ではロッテ一筋のイ・デホは、20年オフにロッテとの契約を2年延長し今季が最終年。イ・デホはソフトバンクに在籍した14、15年と連覇し、15年には日本シリーズMVPを獲得しているが、韓国では優勝を経験していない。

そのためイ・デホはロッテの30年ぶりの韓国シリーズ制覇を目標に掲げ、契約時に優勝した場合のオプション1億ウォン(約940万円)を加えた。もし優勝した場合、イ・デホはその全額を恵まれない人たちに寄付するとしている。

1982年生まれのイ・デホは今年6月で40歳。プロ22年目となる。KBO通算成績は打率3割7厘、351本塁打(リーグ3位タイ)、1324打点(同5位)。

<きょうのアン・グォンス(安田権守、トゥサンベアーズ)>

KTウィズ戦は雨で中止。15日も同カードが予定されている。

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※本記事は韓国KBOリーグ各球団から写真使用の許可を得て掲載しています。

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表/KBO取材記者

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FM那覇)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

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