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50代以降に起こりやすい身体の不調!!-女性の更年期障害だけじゃない?

ご覧頂きありがとうございます。

おがちゃん先生です。

今回は「50代以降に起こりやすい不調」を男女別で解説していきます。

今回の目次

  1. 加齢に伴う男女の身体の変化
  2. 50代以降に起こりやすい不調
  3. 50代以降の快適な生活のために
  4. 最後に

【1】加齢に伴う男女の身体の変化

男性の場合、男性ホルモンは主に「精巣」から、女性の場合、女性ホルモンは主に「卵巣」から分泌されています。

精巣と卵巣は、それぞれ男性生殖器女性生殖器の一部です。

ちなみに、性ホルモンは少量ですが、副腎などからも分泌されています。

そして、精巣・卵巣の機能は「加齢」とともに低下していきます。

特に女性の場合、40代頃から卵巣の機能が徐々に低下し、平均50.5歳で「閉経」を迎えます。

※このように女性の場合は「閉経」というホルモンバランスが大きく変動する時期がありますが、男性の場合は、急激に変動する時期はありません。

【2】50代以降に起こりやすい不調

50代以降では、ホルモンバランスの変動などから、様々な不調が起こりやすくなります。

まずは「女性」の場合から見ていきましょう。

①50代以降の女性に起こりやすい不調

女性は50歳頃に閉経を迎えることで、女性ホルモンの分泌が大きく低下します。

閉経の前後は「更年期」と呼ばれていて、ホルモンバランスの変動などから不調(更年期障害)が起こりやすい時期です。

また、女性ホルモンは肝臓血管腎臓皮膚など様々な臓器に関係しています。

そのため、女性ホルモンが減少する50代以降では、下のような身体の変化が起こりやすいです。

  • 血液中のLDLコレステロールの増えやすい
  • 内臓脂肪が増えやすい
  • 尿酸値が高くなりやすい
  • 動脈硬化(血管の老化)が進みやすい
  • コラーゲンの合成が低下し、しわができやすい
  • 更年期障害など

更年期障害の症状には個人差がありますが、50代後半頃から落ち着いてくる方が多いです。

続いて「男性」も解説していきます。

②50代以降の男性に起こりやすい不調

最近では「男性の更年期障害」というのも注目されています。

女性のように急激な変化ではないですが、男性も加齢とともに精巣の機能が低下するため、男性ホルモンの分泌が低下します。

男性の場合、男性ホルモンの分泌が低下すると、下のような不調が起こりやすいです。

  • 疲れやすい、だるい
  • 性欲の低下
  • ED(勃起障害)
  • 気分の落ち込み
  • 抑うつなど

【3】50代以降の快適な生活のために

前述したように、50代以降では男女ともに、身体的・精神的な不調が起こりやすくなります。

そこで、下のようなことを生活習慣で意識してみることをおすすめします。

  • "適度"な運動…軽く息が切れる程度の運動がおすすめ
  • 激しい運動はしない…無理に激しい運動は、酸化(老化)を進めてしまう
  • ストレス発散方法をもつ…リラクゼーションなどストレス解消が大切
  • バランスの良い食事を心がける…ホルモンバランスには食事が大切
  • 適切な睡眠…睡眠時間だけではなく"質(スッキリ感)"にも目を向けよう
  • 質の良い油を摂る…オメガ3脂肪酸など
  • カルシウムをしっかり摂るなど

【4】最後に

男性・女性ともに50代以降では、特に筋力や体力が低下しやすいです。

これにより運動意欲も低下して、さらに体力が低下し、ケガをしやすくなってしまうことがあります。

だからこそ、無理のない範囲で「適度な運動」を心がけて、健康的な体づくりをしていけると良いでしょう。

最後までご覧頂きありがとうございました!

身体の構造や仕組みを分かりやすく解説!/0から学ぶ解剖生理学サロン運営/JSTAS認定整体師/東京リエイチ整体アカデミー非常勤講師/bijou解剖ボディケアスクール講師

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