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LGエンス(元西武)無失点投球もリリーフ陣が失点 首位KIAが50勝一番乗り<韓国KBOリーグ>

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表
写真:KIAタイガース

10日のKBOリーグは全5試合が18時30分開始のナイトゲームで行われた。

首位KIAタイガースと、KIAを4.5ゲーム差で追う2位タイのLGツインズが対戦。KIAヤン・ヒョンジョン、LGディートリック・エンス(元西武)の両左腕が先発した試合は投手戦となった。

5回を投げ被安打6、ソロホームランの1点に抑えたヤン・ヒョンジョンに対し、エンスはそれを上回るピッチング。7回1/3、97球を投げて被安打2、四球1でKIA打線を0点に抑えた。

試合は2-0、LGのリードで9回表へ。8回までエンスに抑えられていたKIAはLGのリリーフ陣を攻略する。2番チェ・ウォンジュンと4番チェ・ヒョンウのタイムリーで2-2の同点として、延長戦に持ち込んだ。

KIAは10回表に9番パク・チャンホの犠牲フライで勝ち越しに成功。さらに2点を追加し、5-2で勝利を収めた。KIAは5連勝で50勝リーグ一番乗り(33敗2分け)。

映像:9回表のKIA同点の場面(KBO公式YouTubeチャンネル)

7月10日(水)の結果

・LG 2 - 5 KIA(チャムシル)

 勝:チョン サンヒョン

 敗:ペク スンヒョン

・キウム 0 - 7 ハンファ(コチョク)

 勝:バリア

 敗:デ・ヘスス

・SSG 1 - 6 ロッテ(インチョン)

 勝:バーンズ

 敗:キム グァンヒョン

・KT 7 - 6 トゥサン(スウォン)

 勝:ウ ギュミン

 敗:キム テクヨン

・サムスン 15 - 6 NC(テグ)

 勝:レイェス(レイエス)

 敗:カスタノ

⇒ KBOリーグ公式戦日程と結果(ストライク・ゾーン)

⇒ KBOリーグ順位表(ストライク・ゾーン)

◆「白川のトゥサン入りが決定」

トゥサンベアーズは左肩故障中のブランドン・ワデル投手の代替外国人選手として、SSGランダーズとの代替外国人選手契約が終了した白川恵翔投手(前四国IL・徳島)の獲得を発表した。

(関連記事:徳島の23歳右腕が韓国2球団目のオファーを受諾 イ・スンヨプ監督(元巨人など)の下でプレーへ

※本記事は韓国KBOリーグ各球団から写真使用の許可を得て掲載。連日、KBOリーグの結果をお伝えしています。

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FM那覇)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

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