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サヨナラ本塁打のヒーローが調子に乗りすぎ、妻の逆鱗に触れる!?

宇根夏樹ベースボール・ライター
クレイグ・カウンセル(手前)とギャレット・ミッチェル Apr 5, 2023(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)

 4月3日から5日にかけて、ミルウォーキー・ブルワーズは、ホームでニューヨーク・メッツをスウィープした。完封、完封、サヨナラ勝ちだ。

 ギャレット・ミッチェルは、4日に2本のホームランを打ち、5日はサヨナラ本塁打を記録した。そして、試合後のフィールド・インタビューで「妻が球場に来ていない時は、何かいいことが起きるんだ」「あの打席もこう思ってた。彼女がいないから、面白いことになるかも」と語った。

 それに対し、妻のヘイリー・クルーズ・ミッチェルは「そんなこと私に直接言えるのかしら」とツイートした。彼女は、プロのソフトボール選手だ。

 さらに、「球場には変装して行くわ」「二度と観戦には行かないから、ブルワーズのファンに応援してもらって」と続けた。

 クラブハウスのロッカーの前で記者に囲まれたギャレットは、妻のツイートについて知っていたのかどうかは不明ながら、「彼女とはまだ話していない」「今晩とオフの明日は彼女と楽しむことができる」と言った。ミルウォーキーのラジオ局、WTMJのドミニク・コトロネオが、その映像をツイッターにアップしている。

 この発言を受け、ヘイリー・クルーズは「カウチで寝なくていいわ」とツイートした。

 今後、チャンスの場面でギャレットに打順が回ってきた時は、観客席にヘイリー・クルーズがいるかどうか、確認する必要がありそうだ。それだけでなく、試合後に夫が何を言い、妻がそれにどう反応するのかにも。

 ギャレットは、2020年のドラフト全体20位だ。当時、2人はすでに交際をしていて、2021年12月に式を挙げた。ギャレットは、昨年8月にメジャーデビューした。

ベースボール・ライター

うねなつき/Natsuki Une。1968年生まれ。三重県出身。MLB(メジャーリーグ・ベースボール)専門誌『スラッガー』元編集長。現在はフリーランスのライター。著書『MLB人類学――名言・迷言・妄言集』(彩流社)。

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