【川崎市中原区】タイ東北部イサーン料理の超名店。激辛料理やゲテモノ系もそろう、ディープな本場の味を
アジアを旅するのが好きです。
香ばしい匂い、ジュウジュウと何かが焼ける音、見慣れない食材や料理にいちいち気を惹かれながら、屋台が立ち並ぶ路地を歩いていくのが好きです。
そんな少しの緊張感をはらんだワクワクを思い出させてくれる、ディープなタイ料理屋さんが武蔵小杉の新丸子エリアにあります。
「クルワ・プリックタイ」という知る人ぞ知る超名店なのですが、いや、ちょっとメニュー表の注意書き1を見てみてください。
なんと、辛すぎて承諾書が必要な料理があるっていうんですよ。
この「……!?」という感じ、めちゃめちゃタイっぽさを感じます。好き!
とはいえ、私はすでにお店のママさんに承諾書が必要になるような激辛料理はムリだとジャッジを受けている身なので、イサーン料理の定番メニューをオーダーしていきます。
イサーン料理はタイ東北部に位置するイサーン地方の料理です。
クルワ・プリックタイさんでは、唐辛子の辛みが効いたもの、独特の発酵臭がするもの、バッタやカエルといったゲテモノ系など、かなり踏み込んだイサーン料理も楽しめますよー。
まずは、シンハービールとチャーンビールで乾杯。
タイビールときたら、おつまみ1品めはいちから手作りして熟成させているという「サイクロークイサーン(1200円)」に決まりです。
ひき肉やもち米などが腸詰されたイサーン発祥の焼きソーセージで、皮のパリッとした弾けるような食感とニンニクが効いたクセの強い旨みがなんともたまりません。
続いて、イサーン料理の代表格である肉とハーブの和え物「ラーブ」が来ました。鶏、豚、炙り豚の3種あるうち、今回は豚の「ラーブムー(1200円)」をチョイス。
日本人向けにアレンジしていない、ハーブと辛みが主張しすぎた味付けがなんともおいしく、何度でもリピートしたくなる逸品です。
屋台の定番春雨メニューであるエビの蒸し焼き春雨「グンオップウンセン(1300円)」も頼みました。タイ料理で春雨というと辛すっぱいタイ風春雨サラダのヤムウンセンが思い浮かびますが、こちらは辛くもすっぱくもありません。
エビなどの出汁が溶け込んだスープをたっぷり吸った春雨が絶品ですので、ぜひトライしてみてくださーい。
そして、シメは発酵タケノコのココナッツレッドカレー「ゲーンペットノーマイドン(1300円)」とジャスミンライス「カオホームマリ(400円)」です。
ゲーンというのは「汁物」全般を指します。
このゲーンペットノーマイドンは、クルワ・プリックタイさんのシェフがいちばん好きなゲーンなのだそう。確かに、かなり辛いですがおいしいです。
一品一品にわりとボリュームがあるため、今回はこれにてごちそうさまとなりました。
タイ現地で食事をしているような気分と味が楽しめますので、タイ料理好きの方、イサーン料理好きの方、本場の味を試してみたいという方は、ぜひお店に行ってみてください!
【クルワ・プリックタイ】
住所:川崎市中原区上丸子山王町1-1401
アクセス:武蔵小杉駅北口もしくは新丸子駅から徒歩
営業時間:17:00~24:00
定休日:不定休のため来店前に電話を
*値段は税別です