中にも外にも枝豆たっぷり!銀座甘楽さんの「ずんだ大福」とろ~り柔らかお餅で甘いずんだ餡をそっと包んで
餅菓子の代表格ともいえる大福。大福、といえばシンプルなお餅にあんこといった真っ白なまんまるを思い浮かべますし、豆大福といえばえんどう豆や黒豆が織り成す黒い水玉模様のまんまる(のし餅であんこをくるりと巻いたスタイルのものもありますが)を真っ先に思い浮かべます。
しかし時折、旬の果実や食材を取り入れた大福がでてくると、お店ごとに意匠も異なり、意外と連想する見た目は人それぞれという場合も。
ガードを隔ててすぐ裏側には帝国ホテル、周辺には飲食店というなかなか変わった立地に本店を構える「銀座甘楽」さん。都内JR駅などを中心に店舗を展開する和菓子屋さんです。
昼間の喧騒の中、ご進物やおやつを購入する方で賑わうお店にて、旬の味覚を包んだ大福が販売されておりました。
今回は銀座甘楽さんの「ずんだ大福」をご紹介。
豆大福はえんどう豆ですが、銀座甘楽さんのずんだ大福のお餅は、たっぷりの枝豆を搗きこんでいるタイプ。しゅるるん、と舌先に纏わりつくように伸びて広がる柔らかなお餅をごくごくうっすらと纏うことにより、青々しい清涼感と豆特有のふっくらとした香ばしさを迸らせる枝豆にも淡い甘さが加わります。枝豆はねっとりと食感は柔らか。
黄緑色が鮮やかなずんだ餡はボリューム満点!どことなく軽やかな印象なのは、枝豆の粒がたっぷりながらもひと粒ひと粒が柔らかいからでしょうか。しっかり餡らしい甘さも兼ね備えているので、ずんだ餡ビギナーさんでも召し上がりやすいといえます。
また、仄かに塩味を感じる枝豆のおかげで、自然と味わいにメリハリがついているような印象も。
お餅はうっすらとしており、コシや噛み応え、弾力といった力強さや食べ応えを求める方には若干ものたりないかもしれませんが、ずんだ餡をメインとして味わうとするならばおやつに丁度良いサイズ感かと。
お腹にたまる腹持ちの良い大福もあれば、ストレートに中のあんこに舌鼓を打つような大福もあり、気分やお腹の具合によってあれこれ候補を変えられるのもまた和菓子の楽しみ方のひとつですね。
最後までご覧いただきありがとうございました。
<銀座甘楽・本店>
公式サイト(外部リンク)
東京都中央区銀座6-2
03-3573-2225
平日10時~20時
土日祝11時~19時