【藤沢市】江の島が陸続きに?!「トンボロ」は季節限定です
神奈川県藤沢市にある「江の島」は神奈川県でも有数の観光地です。
夏のビーチのみならず、1年中楽しめる観光スポットとして有名ですが、これからの季節、夏の間さらに「トンボロ」現象を楽しめるそうなのです。
「トンボロ」とは?と調べて、さっそく江の島へ
江の島と対岸の浜が干潮時に地続きになる現象が「トンボロ」で、江の島では4月から9月くらいまで「トンボロ」現象が起きるようです。
「トンボロ」がどのように現れるのかわからなかったので、まずは江の島に。
そして観光案内所で聞いてみると、目の前の「湘南港北緑地広場」から降りられるように階段が設置されるとのことでした。
広場に行くと「江の島トンボロ」と書かれた常設の看板があり、「江の島上陸記念トンボロ記念証ダウンロード」とQRコードの書かれた看板も設置されていました。
トンボロ案内の看板横に設置されたQRコードを読み込むと、当日の日付が入った記念証がダウンロードできます。
江の島を訪問した際にはぜひ記念証もダウンロードしてみてください。
いよいよトンボロ体験と思いきや…
トンボロを待つ人々が広場に集まっていて、この日から設置される階段の設置作業中でした。
階段を降りたら対岸の浜に渡れるはずなのですが、まだ潮はひいていない状態…。
対岸の片瀬東浜側から江の島に渡ろうとして待機している人々も見えますが、まだ砂浜で陸続きになっているような状態ではありません。
目に見えて潮はひかない
階段の設置作業に立ち会われていた市の観光課の職員さんにお話を伺ったところ、「トンボロ」が現れる日時はホームページで公表されているので、日程表をチェックしてくるのがいいそうです。
ただ、気象条件などで潮のひき方は変わるので、必ず「トンボロ」が現れるわけではないため、天気や風など確認してから訪問した方がいいかもしれません。
訪問した日は天気もよく、お昼近くに潮位が0になると記載されていました。
この日は階段設置時刻の10時に到着したため、少し早くて陸続きになっていなかったのです。
お昼近くには潮位0になる予想、これから片瀬東浜まで行って少し時間が経てば変化するはず。
ダウンロードしたトンボロ通行証にも「トンボロを渡って江の島に上陸しました」と書いてあったので、片瀬東浜から江の島に上陸を試みる作戦に変更。
江の島から江の島弁天橋を渡って、片瀬東浜へ。
江の島大橋の付け根から、片瀬東浜に降りることはもちろん可能ですが、江の島側からだと、歩行者が通る江の島弁天橋の途中から片瀬東浜に降りられる階段があります。
階段を降りて、江の島大橋をくぐって、片瀬東浜にでてみました。
片瀬東浜からも江の島に渡ろうとする多くの人々が潮の満ち引きと一緒に江の島に向かって移動していました。
潮がひくのが待ちきれず、靴を脱いで裸足になって渡る勇者の方々もチラホラいましたが、できれば靴を履いたまま「トンボロ」を渡りたい…。
潮の動きを見ていると、東側からの潮と辻堂海岸側の西側からの潮がぶつかって潮がひき、そして砂浜が現れる場所が増えてくる感じです。
しかし、なかなか潮はひかず、砂浜が現れるのはやはり予想時刻なのでしょう。
橋桁越しの富士山も楽しめる
トンボロ体験をするにも時間ががかかりそうなので、せっかくの景色も楽しもうと海岸を見回していると、江の島大橋の橋桁越しに見える富士山がきれいでした。
この橋桁を見ても、潮がかなりひいているのがわかります。
江の島から見る富士山もいいですが、橋桁越しというのもなかなかです。
散策も景色も満喫しましたが、まだまだ「トンボロ」は完全には現れず。
多くの人々が水たまりくらい潮が残っている状態で渡り始めていたので、人の流れとともに靴は履いたまま江の島上陸を試みることに。
潮の香りが残る程度に靴も濡れた気もしますが…天気もよかったのですぐに乾いて、楽しく「トンボロ」を渡ることができました。
いくら潮がひいて砂浜が現れると言っても「トンボロ」を渡るなら、ビーチサンダルなど、多少濡れてもよい履き物をお勧めします。
夏の間のトンボロが楽しめる日でしたら、海に遊びに来たそのままのビーチサンダルでOKでしょう。
そしてトンボロが現れる日程表で日時もしっかりチェックして訪問するのがベストです。
江の島の島内や海水浴を楽しむだけでなく、ぜひこの時期にだけ楽しめる「トンボロ」も体験してみてください。
【基本情報】
江の島トンボロ:神奈川県藤沢市江の島1丁目1-2 湘南港北緑地広場
詳細:藤沢市・湘南江の島 藤沢市観光公式ホームページ