2019年創業！横手の担々麺専門店『廣』とは？

私はラーメンの中でも特に担々麺が好きだ。

……と、貴重なYahoo!のサイトを使って世界で3番目ぐらいにどうでもいいことを書いてしまったが、とにかく私は担々麵が大好物なのだ。そんな担々麺マニアの私がイチオシする店が横手市にある。平鹿病院近くにある担々麵専門店『廣』だ。

2019年1月に創業した担々麵専門店の廣。私は横手ラーメン界を牽引する中国・四川仕込みの味を求めて車を走らせた。日曜日の国道13号線を走りながら、既に頭の中は定番の白ゴマ担々麵か、それとも濃厚さが際立つ黒ゴマ担々麵にするかの二択でいっぱいだ。

品書き

白ゴマ担々麵：850円、冷やし白ゴマ担々麺：950円、黒ゴマ担々麺：850円、冷やし黒ゴマ担々麵：950円、汁なし担々麵：900円、黒ゴマ汁なし担々麺：900円、特製焼き餃子：450円、チャーシュー丼：350円

なるほど。定番の白ゴマと黒ゴマのツートップの他、ここにきて汁なし担々麵や冷やし担々麵も候補に浮上してきた。私はひとしきり迷った挙句、白ゴマ担々麵の中辛の食券を購入した。いつだって私は「一番人気」というフレーズに弱いのだ。

これが専門店の味！あらゆる世代に支持される『廣』の絶品担々麵とは？

白ゴマ担々麺が到着。シャキシャキの水菜、ほど良く歯ごたえのあるメンマ、そしてとろっとろの煮卵が胡麻の風味が効いたクリーミーなスープの中で躍動している。今回私は中辛をチョイスしたが、辛さも良い塩梅だ。少しだけ汗をかきながら、夢中で麺を啜るビューティフルサンデー。そう、これが私の求めていた担々麺だ。

麺を完食。だがこのスープの奥にはたっぷりのひき肉が待機している。ここはひとつ白いご飯をダイブさせて、ついでにひき肉を救出だ。私は店員さんに「スイマセン、追加で白いご飯をお願いしたいのですが」と勢い勇んだ。

だが店員さんは少し困り顔だ。「ごめんなさい。ご飯は売り切れてしまって……」

……あっ。ご飯と一緒にひき肉救出作戦はとんだ勇み足に終わったが、旨い担々麺を食べ終えた私の心は穏やかだ。

創業から4年。横手市界隈の担々麵好きを唸らせてきた廣だが、その特徴のひとつが「食べやすさ」だ。子供から年配の方まで、みんな仲良く箸が進む担々麵。東京の中華料理店で修業を積んだ店主が、あらゆる世代に楽しんでもらうために生まれた極上の一杯がここにある。

そう、横手で担々麺といえばココだ。