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帝拳ジム期待のホープ嶋田淳也「ラスベガスで試合をして世界チャンピオンになりたい」

木村悠元ボクシング世界チャンピオン
著者撮影

アマ81戦と経験豊富な嶋田淳也(帝拳)。プロデビュー4戦全勝と着実に成果を上げ、次戦の活躍にも期待が高まる。帝拳ジムの期待のホープの嶋田にインタビューした。

──現在のコンディションはいかがですか。

嶋田:はい、とてもいい感じです

──次戦は決まっていますか。

嶋田:未定ですが、9月くらいに決まるかもしれません。

──前回は韓国での試合でしたが日本との違いはありましたか。

嶋田:いえ、特に違いはありませんでした。

──ご自身はどんなボクシングスタイルですか。

嶋田:すごくパワーがあったりスピードがあったりするわけではないのですが、ジャブをしっかり突いて、スキをつくらずコツコツ積み上げていくスタイルです。それが自分の強みだったりもするので、さらに強化していきたいと思っています。

──試合の映像を見ましたが、ジャブを突いて足を使ってコツコツ積み上げるスタイルが、わたしに似ているなと思いました。得意なパンチとかありますか。

嶋田:ジャブと、いま練習中なんですけど左ボディですね。もっと武器にできたらなと思っています。

──アマチュアとプロの戦い方に違いはありますか。

嶋田:そうですね。当てるだけのパンチではなくて、きかせるパンチを強く打ち込んだり、もらわないようにしたり、それを重視して練習しています。

──そういえば先日、成田合宿に行かれていましたね。

嶋田:走り込み合宿はきつかったですけど、集中した良いトレーニングができました。

──興國高校から駒沢大学ですよね。帝拳を選んだのはなぜですが。

嶋田:兄の影響でボクシングを始めたのですが、その時からプロになりたいと思っていました。テレビで見てきた選手は帝拳の方も多かったですし。大学の時に練習で来たのですが、雰囲気が自分に合っていると感じました。

あと、一番の目標がラスベガスで試合をして世界チャンピオンになることなので、帝拳だったら実現できる可能性が高いかなと思いました。

──意識している練習などありますか。トレーナーは田中繊大さんですよね。

嶋田:日本ランキングに入りたいので、ランカーと試合がしたいですね。いままで4戦やってすべて判定だったので、ダウンをとってKOで勝てるよう、もっと相手にダメージを与えられる強いパンチが打てるように取り組んでいます。

ランキングに入るには、試合の勝ち方も評価に含まれると思いますので、試合の組み立てとか、攻めるときはしっかり攻め切れるというところも意識しています。

先輩、後輩もそうなんですけど、試合で勝ったり活躍したりするところを見ると、すごく刺激になりますね。

──注目している選手や憧れている選手はいますか。

嶋田:ホルヘ・リナレス選手にずっと憧れていて。本当に大好きなボクサーなので、スパーさせてもらったのは、すごく刺激になりました。

──リナレス選手は三階級制覇している世界トップクラスの選手ですが、スパーしてみて感じたことはありますか。

嶋田:実力差があるのはわかっていました。本気で向かっていきましたが、ホルヘさんにはいとも簡単にあしらわれましたね。やっぱり世界の壁は高いんだと感じました。

──最後に、ボクシング以外で夢中になっていることはありますか。

嶋田:うーん、無いですね。夢中になっているのはボクシングだけです。

著者撮影
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嶋田淳也プロフィール

京都府京都市出身、25歳、帝拳ボクシングジム所属。フェザー級。プロ戦績は4戦4勝。アマ戦績は81戦 58勝 23敗。スイーツ好き。

元ボクシング世界チャンピオン

第35代WBC世界ライトフライ級チャンピオン(商社マンボクサー) 商社に勤めながらの二刀流で世界チャンピオンになった異色のボクサー。NHKにて3度特集が組まれ商社マンボクサーとして注目を集める。2016年に現役引退を表明。引退後に株式会社ReStartを設立。解説やコラム執筆、講演活動や社員研修、ダイエット事業、コメンテーターなど自身の経験を活かし多方面で活動中。2019年から新しいジムのコンセプト【オンラインジム】をオープン!ボクシング好きの方は公式サイトより

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