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『鬼滅の刃』全23巻を一番安く読む方法は?

増澤陸チーフ図解オフィサー

2020年、最も売れたコミックスは鬼滅の刃(集英社)で、なんと、1巻から、最終の23巻まで、全てが400万部近く売れ、売上ランキングの1位から23位を独占したそうです。

すでに多くの方が読む作品となっていますが、これから原作コミックスを読もう、という方に、一番安く読む方法を調べてみました。また、特装版などは含まない価格です。

なお、調査はいずれも2020年12月29日時点です。また、違法にアップロード作品を読むなどの不適切な方法や、「友達に借りて読んだ」などの方法は検討しません。

1. 新刊を書店で買うと 10,670円〜

全巻を定価で買うと、10,670円です。1巻〜11巻が440円、12巻〜22巻が484円、23巻が506円です(いずれも税込・通常版)。ただし、中には手に入れにくい巻もあるようなので、到着まで時間がかかる可能性があります。一般の本屋さんの店頭でも、全巻まとめて購入はしづらい状況が続くかもしれません。Amazonでは16,000円で全巻セットが販売されています。

2. 電子書籍で買うと 10,139円

ジャンプブックストア、Kindle、 BOOK☆WALKER、楽天koboなどの電子書籍サイトで全巻買うと10,139円です。電子版は在庫切れになる可能性がありませんので入手のしやすさはダントツです。買った後も部屋の中でかさばらなくていいですね。

3. 新古書店で買うと 9,812円

ブックオフの公式通販サイト「ブックオフオンライン」によると1巻〜11巻が400円、12巻以降は451円で合計9,812円です。ただし、サイト上ではほとんどの巻が品切れ中で、実際に手に入れるのは先になると思われます。※クーポンなどの割引は考慮しない価格です。

4. オークション・フリマアプリで買うと 11,000〜18,500円

ヤフーオークションで即決価格を見る限り、新品は14,500円〜18,500円でした。

オークファンで12月27日頃の落札価格を見ると、中古は12,000円〜15,000円程度だったようです。

フリマアプリでは、新品・中古とも実売価格11,000円〜14,600円程度で取引されているようです。

いずれも新品全巻は簡単に手に入らないので、プレミアム価格がついているようです。

高い価格を支払えば、すぐに手に入りますが、安い価格で手に入れようとするとしばらく粘る必要があります。

5. コミックレンタルで読むと 3,025円

DMMコミックで全巻レンタルすると、3,025円(送料込・レンタル期間14泊15日)のようです。他のレンタルサイトでは貸し出しがないところも有りました。コミックレンタルの場合、順番待ちがはっせいすることもあるようなので、他の方法と同様に比べるのは適当ではないかもしれません。空いたときに読めればいいや、という方向けです。

6. マンガ喫茶・ネットカフェで読むと 4,000円前後〜

1巻読むのに30分として、11.5時間で全巻読むことが出来ます。地域や時間帯によって価格は異なりますが、30分330円で12時間滞在すると3,960円になります。ただし、安いお店や時間帯を選んだり、読むスピードをめちゃくちゃ上げるなど、努力によってはもっと安くできる可能性があります。逆に、ゆっくり読むとそれだけコストは上がります。

人気のある作品なので、置いてない店舗は無いでしょう。ただし、他の人が読んでいると、その人が読み終わるまで読むことが出来ないという点では、行けば確実に読めるというわけではありません。

7. 中古で買って、中古で売ると 2,800円程度〜

ネットオークションやフリマアプリを使って13,000円程度で全巻を仕入れ、読んだ後、確実に売れる12,000円で再度オークションやフリマアプリで売る場合、送料と手数料で1,800円程度かかるとすると2,800円程度で読むことが出来ます。1巻あたり約122円です。

安く読むだけなら、この方法が最もコストがかかりません。しかし、当然ですが、なるべく安いものを見つけて購入し、読んだら出品して、売れたら発送して、という手間がかかります。値段も常に変動します。たとえば、今後、在庫がだぶついてくると一気に下がってしまう可能性もあります。そんなときには思ったような値段で売ることが出来ないかもしれません。

鬼滅の刃全巻の入手方法と価格帯、入手のしやすさ
鬼滅の刃全巻の入手方法と価格帯、入手のしやすさ

以上、全巻の入手方法と価格帯、入手のしやすさについてまとめてみました。

人気のあるうちに「買って、読んで、すぐに売る」のが安いと言えば安いのですが、あまりおすすめできる方法では有りません。これだけ売れた作品なので、これからまだまだ続編のコミックスやアニメが出てくる可能性は十分あります。レンタルや、売買もいいですが、せっかく全巻揃えたのなら、手元に置いて何度も楽しみたいですね。

※トップ画像は「いらすとや」素材を利用して筆者が作成

チーフ図解オフィサー

東京都在住のブロガー・ITコンサル。経済・経営の話題を中心に図解でわかりやすく解説することに定評がある。ブログ『それ、僕が図解します。』は、個人運営ながら、時には月間訪問者数20万人を超える人気ブログとなっている。世の中の分かりにくいことや納得の行かないことを少しでも減らすことを目標としている。図解を始めたのは約20年前から。仕事に必要な画面遷移図を描き続けているうちに、何でも図で説明できるようになった。得意としているのは、経済・経営、不動産、税金、終活・相続など。著書:『デジタルコンテンツ白書』編集委員(2007−2014)等 京都大学農学部卒。宅地建物取引士。相続診断士。

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