土日は荒天のち今秋1番の寒気流入…真夏日から一気に初秋!暖房は何度から?何着ればいい?気象予報士解説
19日は前線が本州付近を通過し、日本海側を中心に雨や風が強まって荒れた天気になりそうです。
一方、前線の南側に入る太平洋側では暖気が入って、東京を含め日中は30度以上の真夏日になるところがありそうですが、太平洋側も含めて夜には寒気が流れ込む見通し。週明けにかけて一気に初冬の気温になるところもありそうです。
この秋一番の寒気とともに気温が急変する中、いったい気温何度から暖房を使うべきか、何を着て外に出たらいいかも含めて気象予報士が解説します。
日本海側は激しい雷雨、太平洋側は晴れ間あるも局地的な雷雨に
19日は日本海側を中心に断続的に雨が降り、場所によっては朝から激しい雷雨になるところも出てきそうです。
関東など太平洋側では晴れ間が出るところもあり、上図の見た目ほど雨が降らないところもありますが、大気の状態が不安定になって局地的な雷雨があるでしょう。
そして夜になると雨の範囲は縮小していきますが、北海道の平地や東北北部の山では雪の表示が。北海道は平地でも積雪するおそれがあり、ノーマルタイヤでの外出は危険です。
ジェットコースターみたいな気温変化!暖房を使う気温は?服装の目安は??
19日から21日(月)にかけて、全国的に気温が急落し、東京など真夏日から一気に初冬の気温まで下がるところも出てきそうです。
暖房を使う気温の基準はもちろん人それぞれではありますが、おおむね10~15度くらいになると多くの人が暖房がほしくなると言われているため、北日本だけでなく関東や東海でも一時的に暖房が必要になるでしょう。
服装については、おおむね5度ごとに目安があり、15度を下回るとトレンチコートなどの薄手の秋物のアウター、そして10度を下回ると冬物の厚手のコートが必要になってきます。
もちろん今の時期に冬物のコートをまだ出していない人が多いと思いますので、薄手のアウターの中に重ね着をしたり、ストールなどで調整してしのぐのがおすすめです。
「夏」の気温は終わってない
今回の寒気流入をきっかけに一気に季節が前進するかと思いきや、そうでもなさそうです。
来週半ばからは関東以西で再び25度以上の夏日が連続する見通しで、季節は一進一退。まだまだ涼しい服装を手放せない日が続きそうです。
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