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雨エリア東へ広がり土日は荒天のち気温急降下…関東や東海なども暖房必要!?:気象予報士解説

植松愛実気象予報士・防災士・野菜ソムリエ
18日9時の予想天気図(気象庁HPを元に作成)。太平洋側で暖湿気流入が強まる

18日は、これまで曇りや雨が続いていた太平洋側の地域で、雨が降るエリアが拡大する見通し。
さらに19日(土)には日本海側も含めて雷雨になりそうですが、その後は一気に寒気が流れ込んで、北海道は平地で雪が積もるおそれも出てきています。日曜~週明けにかけて、関東でも暖房が必要な気温になるかも!?

このまま一気に季節は進むのか、このさきの見通しも含めて気象予報士が解説します。

18日は紀伊半島~東北でも本降りの雨に

18日(左)朝、(中)昼過ぎ、(右)夜の天気分布予報(気象庁HPを元に作成)。
18日(左)朝、(中)昼過ぎ、(右)夜の天気分布予報(気象庁HPを元に作成)。

18日は引き続き太平洋側で曇りや雨のところが多い予想ですが、前日に九州~四国中心だった雨のエリアが紀伊半島~東北南部に移り、特に紀伊半島は激しい雷雨になるところもありそうです。

さらに夜になると、日本海側も含めて広い範囲で雲が広がる見通し。翌19日(土)は北日本など朝から雷雨になるところも出てきそうです。

雨・風強まる土曜からの、日曜・月曜は関東・東海でも暖房必要か

週間予報(気象庁HPを元に作成)。
週間予報(気象庁HPを元に作成)。

19日(土)は朝は北日本、昼前後には日本海側のほぼ全域で雨となり、雷を伴って強まるところがありそうです。
昼以降は太平洋側でも雨が降るところが増え、こちらも雷雨のおそれ。

そしてこの雨が通り過ぎたあとは寒気が流れ込み、北海道は平地でも雪が積もるおそれがあるほか、20日(日)・21日(月)にかけては東京や名古屋でも朝晩15度以下になる予想で、暖房がほしい「寒さ」になるでしょう。

ただ、このままどんどん寒くなる…わけではなさそうです。

早期天候情報(気象庁HPより)。
早期天候情報(気象庁HPより)。

17日に気象庁が発表した情報によると、23日頃から月末にかけて、全国的に平年を大きく上回る気温になる見通し。

まだまだ日中は汗ばむ陽気の日がありそうですから、完全に衣替えをしてしまうのは少し待って、涼しい服装も少し取り出しやすいところに残しておきましょう。

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気象予報士・防災士・野菜ソムリエ

気象予報士・防災士として講演・執筆を行う傍ら、野菜ソムリエ・食育インストラクター・薬膳マイスターとして出張料理人(一般家庭での作り置き代行)としても活動。NHK・民放各局で気象キャスターを歴任し、報道の現場や防災、気候変動・地球温暖化に関する最新情報にも詳しい。著書に『天気予報活用ハンドブック~四季から読み解く気象災害』(竹下愛実名義・共著)がある。

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