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【葛飾区】ハナモモやハナカイドウが満開、ソメイヨシノも咲き進む!様々な花木が彩る堀切菖蒲園の春

ASA24ライター/英和・和英翻訳者(東京都葛飾区)

花菖蒲の名所として名高い「堀切菖蒲園」では、花菖蒲だけでなく一年中季節の花を楽しめます。現在は可憐なハナモモ(花桃)やハナカイドウ(花海棠)が満開になっており、ソメイヨシノの開花も進んでいます!桜をはじめとする、現在の園内の開花状況をお伝えします。
(写真はすべて2024年4月2日撮影)

入口をくぐるとすぐ見える石灯篭が立つ光景
入口をくぐるとすぐ見える石灯篭が立つ光景

京成線の堀切菖蒲園駅から徒歩で10分ほど、穏やかな住宅街の一角に、美しい日本庭園の堀切菖蒲園があります。園内に入ると、花菖蒲の圃場には先の尖った葉が生え揃っており、花菖蒲たちがすくすく育っている様子がうかがえます。

成長中の花菖蒲には「堀切の夢」の名前も…
成長中の花菖蒲には「堀切の夢」の名前も…

茶店と集会施設を兼ねた建物の「静観亭」の前では、圃場のふちでハナカイドウとハナモモが見頃を迎えています。淡紅色のハナカイドウと、白にピンクの斑入りのハナモモが並んで立つ様子は、春らしさ満点。背後の圃場の緑に映えています。

圃場のふちを彩るハナカイドウとハナモモ
圃場のふちを彩るハナカイドウとハナモモ

圃場の横の遊歩道を東へ進むと、屋根の付いた休憩所と八つ橋が架かる圃場の間でも、大きなハナモモが艶やかな花を咲かせています。白地にピンクの模様が入った繊細な花が、圃場の緑に良く似合います。

青空が似合う休憩所のそばのハナモモ
青空が似合う休憩所のそばのハナモモ

花菖蒲の葉にハナモモモの花が映える
花菖蒲の葉にハナモモモの花が映える

このハナモモの木をよく見ると、下方の枝にはピンクや赤色の花も咲いています。1本の木から紅白の花が開花する、いわゆる「源平咲き」になっており、春の庭園に華やぎを添えています。

1本の木に紅白の花が咲くく
1本の木に紅白の花が咲くく

ハナモモが立つ遊歩道沿いには、ソメイヨシノの木々が並んでおり、現在はニ、三分咲きになっています。咲き始めの頃に特有の、ソメイヨシノの白い花色は、端正な日本庭園にぴったり。数日でどんどん開花が進み、薄紅色の花が遊歩道を覆うような光景になると思われます。

咲き始めた遊歩道沿いのソメイヨシノの木々
咲き始めた遊歩道沿いのソメイヨシノの木々

開きかけたつぼみがいっぱい
開きかけたつぼみがいっぱい

ソメイヨシノの近くには、二期咲きのジュウガツザクラ(十月桜)も立っています。こちらも現在咲き始めで、淡紅色の八重咲きの花が可憐な印象。ほころびかけたつぼみがたくさん付いており、ほどなくソメイヨシノとともに満開になるでしょう。

ジュウガツザクラ
ジュウガツザクラ

睡蓮池がある園内東部では、ベニバナトキワマンサク(紅花常盤万作)が鮮烈な濃いピンクの花を咲かせています。細いリボン状の花がびっしりと咲いた木々は、遠目に見るとマゼンタ色のクリスマスツリーに見えるほどの華やかさ。園内でもひときわ目立っています。

ベニバナトキワマンサクの木々
ベニバナトキワマンサクの木々

春の園内にはまだまだ注目の花がいっぱい。ソメイヨシノのそばの圃場のふちは、スイセンの花で彩られています。白い花びらに真ん中の黄色が映えるスイセンが並ぶ様子は、成長中の花菖蒲たちを守っているように見えます。
南側のあずまやへ続く階段のそばでは、牡丹の花が咲き始めています。大輪の牡丹の花の艶やかさは格別。気品のある美しさです。

圃場のふちに連なるスイセン
圃場のふちに連なるスイセン

大輪の牡丹の花
大輪の牡丹の花

様々な花木が咲き誇る堀切菖蒲園を訪れて、本格的な春の訪れを感じてみてくださいね。園内には椅子や休憩場所があちこちにあり、ゆっくり花を眺められるのが魅力です!

名称: 堀切菖蒲園
所在地: 東京都葛飾区堀切2-19-1
電話番号: 03-3697-5237
開園時間: 9:00~17:00
休園日: 年末年始(12月29日~1月3日)
入園料: 無料
アクセス: 京成線 堀切菖蒲園駅から徒歩約10分
公式案内: https://www.city.katsushika.lg.jp/institution/1000096/1006888.html

ライター/英和・和英翻訳者(東京都葛飾区)

出版社に11年勤務後、2009年にシンガポールに転居。東南アジアの文化と料理にハマる。2013年に帰国した後は日本文化に改めて関心を深め、今は東京の下町情緒が大好き。葛飾区の素敵なところをどんどん広めたいです。

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