MT-07ベースのネオクラシックモデル XSR700は一番マルチに使えるバイクだった
ヤマハは一台のバイクをベースにしてバリエーション展開を広げることを公表しています。
ストリートファイターのMT-07をベースモデルにして派生車種が広がっており、
スーパースポーツのYZF-R7
オフロードのテネレ700
日本では未発売ですがアドベンチャーのトレーサー7
そして今回紹介するネオクラシックのXSR700
です。
MT-07用に開発された「CP2」というエンジンはパワフルで汎用性が高く、上記のような様々なバリエーションモデルに見事にマッチしています。
個人的にはバイクは移動手段として使い倒したいという価値観を持っているのですが、MT-07を含めたバリエーションモデル中でXSR700は一番マルチに使える一台という印象を持ちました。
まず正直テネレ700に関してはローシートを装着しても身長164cmの筆者では足つきが厳しく気軽に乗れません。
トレーサー7はそもそも日本未導入。今のところ並行輸入している業者も見受けられません。
YZF-R7はMT-07をベースに最高速重視にファイナルのギア比が変更され、フレームが補強されていますが基本的に乗りやすいバイクです。
シートも他のスーパースポーツと比べて厚く、長時間走行するにも良さそうです。ただタンデムシートがコンパクトで荷物を積載するのに適していません。
そうなるとマルチに使うという考え方でいけばMT-07とXSR700が残るわけですが、XSR700の方がシートが厚いため尻が痛くなりにくい。
更にシートが前後一体式なので荷物が積載しやすいのもポイントです。
MT-07ベースのバリエーションモデルは扱いやすく、使い勝手重視で考えればXSR700が一歩リードという印象を受けました。
個人的にはイチオシしたいモデルです。