ヤマザキ「北海道チーズ蒸しケーキ」vsパスコ「至福のチーズケーキ」を食べ比べ比較してみた
北海道チーズ蒸しケーキといえば山崎製パンの代表菓子パンともいえるヒット商品です。gooランキングの「一番好きなヤマザキのロングセラー菓子パンランキング」でも堂々1位を獲得するほど人気であり、一度は目にしたことあるほど王道蒸しパンともいえます。
北海道チーズ蒸しケーキがあまりにも強すぎるため、ながらく他社パンメーカーのチーズ蒸しケーキを見ていませんでしたが、2022年11月1日にパスコは至福のチーズケーキを販売しました。
名称からすると蒸しパン?とも思えるパンですが、公式HPによると「北海道産クリームチーズと北海道産生乳の生クリームを練り込んだ生地を、しっとりなめらかに蒸し上げました。」とのことなのでチーズ蒸しパンといえるでしょう。
そこで今回は「北海道チーズ蒸しケーキ」と「至福のチーズケーキ」を食べ比べてみました。
北海道チーズ蒸しケーキvs至福のチーズケーキ:パッケージ比較
それでは2種類のパッケージから見ていきましょう。
まずはヤマザキの北海道チーズ蒸しケーキから。何度かパッケージが変わっていますが、現在はチーズが強調されたパッケージになっています。
1包装当たり316kcal。炭水化物は45.2g。
原材料を見ると小麦粉・砂糖・全卵・チーズクリームをメインに使用しています。わりと原材料がシンプルですね。
一方、こちらはパスコの至福のチーズケーキ。ケーキを意識したパッケージです。
1個当たり265kcal。炭水化物は30.1g。こちらの方がカロリーは低いですが、炭水化物が多いです。
卵・砂糖・チーズクリームがメインの原材料にチーズや生クリームなども含まれています。北海道チーズ蒸しケーキと比較すると種類はかなり多いです。
北海道チーズ蒸しケーキvs至福のチーズケーキ:食べ比べ
パッケージから取り出してみました。2種類とも温めた方がおいしいらしいんですが、今回はあえてそのまま食べてみます。
北海道のマークがお馴染みの「北海道チーズ蒸しケーキ」から食べてみましょう。ほのかにチーズの香りがしますが、蒸しパン独特の甘い匂いがメインの蒸しケーキです。
ほのかに漂うチーズとふんわりサクッと食べられる生地がたまらなくクセになります。まさに「あーこの味」といえるほど定番の蒸しケーキといった感じです。
この蒸しケーキは普通の蒸しパンみたいにネチョネチョ口の中で絡まないところが好きなんですよね。蒸しパンの良いところを凝縮して、チーズの風味を混ぜ合わせたバランスのいい蒸しケーキでした。温めても、凍らせても美味しいと評判なのでアレンジし甲斐があります。
次に至福のチーズケーキをみていきましょう。筆者はこの商品を初めて食べますが、持った瞬間から「北海道チーズ蒸しケーキ」との違いが如実に判るくらい、非常に柔らかいと感じました。レアチーズを持った感触にも似ていて、落とすな厳禁といったところですね。
スゴイという言葉が当てはまるような食感と味です。蒸しパンなのに蒸しパンではなく、レアチーズケーキそのものと言っても過言ではない味。
濃厚なチーズの味と口の中でしっとりと絡まる食感はレアチーズケーキに近く、ケーキコーナーに置いていても間違っていないような仕上がりになっています。蒸しパンの革命ともいえる出来栄えにびっくり。蒸しパンであっていますよね…?と不安になるようなパンです。
北海道チーズ蒸しケーキvs至福のチーズケーキ:方向性が全く違う
両社ともチーズを主体とした蒸しパンですが、方向性は全く異なりました。
「北海道チーズ蒸しケーキ」はあくまでも蒸しパンの風味を残しつつ、チーズを主体とした味。
「至福のチーズケーキ」は蒸しパンの領域を飛び出した、チーズケーキといった味です。
両方ともおいしくて好みが分かれそうなパン。ちなみに筆者はチーズケーキが好きなので「至福のチーズケーキ」のほうが好みでした。
ごちそうさまでした。