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「内容も結果もともなわなかったので、致し方ない結果」A級陥落が決まった羽生善治九段(51)コメント

松本博文将棋ライター
(記事中の画像作成:筆者)

羽生善治九段「(先手番で相掛かりの将棋、序中盤の手応えは?)なんかそうですね、抑え込まれそうな形になってしまったんで。ちょっと分かれとしては、まずくしてしまったかなと。(中盤で角銀交換から駒損しての攻めは)ちょっと無理してるのかなと思いながら指してたんで。ほかにちょっと手も見えなかったんで、まあしょうがないのかな、というところですかね。(飛車を打ち込んで相手玉に迫っていくあたりは)よくわからなかったですけど。でもなんか(62手目)△8六歩、垂らされて。なんかちょっと余されてしまったような気がしたんで。ちょっとずつわるいのかなあ、っていう気がします。(その後は)そうですね、はっきり、一手足らないかなと思います。(残念ながらB級1組への降級が決まった)うーん、そうですね・・・。まあ、内容も結果もともなわなかったので、致し方ない結果かな、と思います。(来期はB級1組で戦うことになると思うが)そうですね(苦笑)。特にまだなにも考えてないので。次の一局(A級最終局)に全力を尽くしたいと思います」

将棋ライター

フリーの将棋ライター、中継記者。1973年生まれ。東大将棋部出身で、在学中より将棋書籍の編集に従事。東大法学部卒業後、名人戦棋譜速報の立ち上げに尽力。「青葉」の名で中継記者を務め、日本将棋連盟、日本女子プロ将棋協会(LPSA)などのネット中継に携わる。著書に『ルポ 電王戦』(NHK出版新書)、『ドキュメント コンピュータ将棋』(角川新書)、『棋士とAIはどう戦ってきたか』(洋泉社新書)、『天才 藤井聡太』(文藝春秋)、『藤井聡太 天才はいかに生まれたか』(NHK出版新書)、『藤井聡太はAIに勝てるか?』(光文社新書)、『棋承転結』(朝日新聞出版)など。

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