映画を見逃した人も今がチャンス!森山未來も登場、まさかロケ地の映画館で見られるなんて…【神戸市】
皆さん、あの映画がついに神戸に帰ってきましたよ。オール神戸・明石での撮影で兵庫県民を驚かせた映画「i ai (アイアイ)」が、満を待しての凱旋上映です。
森山未來、永山瑛太、小泉今日子など大物俳優が神戸・明石の様々な場所を舞台に演じた話題作で、監督は小説家やミュージシャンでもあるマヒトゥー・ザ・ピーポー。
この映画の始まりのシーンで、とても重要な場面が出てくるのですが、まさにそれが今回の上映会場となる「パルシネマしんこうえん」です。
この映画館の中で、主人公のコウ(富田健太郎)がヒー兄(森山未來)と二人だけでスクリーンを見ています。ヒー兄が不意に、意味深な言葉を語り始めるのですが、その言葉はこの映画全体を理解する上でも重要な言葉。
そこから画面は切り替わり、若者たちが駆け抜けた夏!といった青春映画のワンシーンが展開されていきます。ですが、物語は楽しいままには終わりません。物語は徐々に濃縮されていきます。
ヒー兄という、独特なキャラクター。周りの皆はその存在にいつもハラハラさせられながらも、常に気になって仕方がありません。それほどに圧倒的な存在感があるヒー兄。
映画を見ている内に、ヒー兄を通して、色んなものが心の中から溢れ出てくるように感じました。そこにあるテーマは「生き方」そのもの。
登場人物たちは、それぞれにヒー兄を違う角度から見ていますが、共通してヒー兄の奥にあるとても深い、純粋なものを感じ取っていたようにも思えました。
さて、ここまでは私の個人的な感想ですが、皆さんは一体、この映画を見てどのように感じるのでしょうか。ひとりひとりにその感想を聞いてみたいような、そんな映画です。
もちろんストーリーの内容だけではなく、画面に映る様々な場所も見どころのひとつ。ヒー兄のバンドがライブをしている会場は「月世界」ですよ、皆さんも見たことがあるのでは。
東門街の中にある元キャバレーで、中はとても素敵な内装のままに営業されています。最近では桑田佳祐が東京、神戸の二ヶ所で行った68歳記念のイベントで、ライブ会場としても使われていました。
生田神社の参道からも右手に見える大きな看板、クラブ月世界。その中がどんな感じなのかを雰囲気そのままに見られる映画です。そこではキョンキョンもライブハウスの店長として登場しますよ。
他にも、パルシネマしんこうえんの周りの道や空間なども時折出てきますし、皆さんが見て「あっ、ここ!」と思うシーンが満載です。明石にあるスタジオの建物や海岸も、日常風景のように見ている人もいるかも知れません。見ているだけで癒されるようなシーンも。
そんな見どころたっぷりな映画「i ai」で、ヒー兄役をされた森山未來さんから、パルシネマしんこうえんでの上映に向けて、コメントを頂きました。
(以下、森山未來)「『i ai』の中でパルシネマしんこうえんさんにはとても重要な役割を担っていただいています。ここで上映されることは非常に重要で、パルシネマで『i ai』を鑑賞する、という行為でしか味わうことのできない映画体験が間違いなくあります。できる限り多くの人に足を運んでいただきたいです」
森山さんは、前回の「シネリーブル神戸」での舞台挨拶時に「いつかパルシネマしんこうえんでロングラン上映になったら嬉しい」と夢を語っていたのが、ついに現実化へ。
このまま上映期間が延びてロングラン上映となるよう、皆さんで仕掛けてみませんか?友人などを誘ってぜひ、あなたが宣伝部長となって神戸・明石の素敵な映画「i ai」を盛り上げて行くのはどうでしょう。
この映画は広告宣伝をあまりせず、口コミでどんどん広まっているという話。凄い話ですよね、ここまできたのも実力そのものなんです。
後に、神戸・明石を代表するべく語り継がれる映画だと思います。一度見た人もぜひ、パルシネマしんこうえんでリアル中のリアルを体験してみては。
パルシネマしんこうえんHP (外部リンク)
7/2(火)~7/6(土) 夜パル
「i ai」19:30〜21:35終了
7/7(日)~7/10(水) 朝パル
「i ai」10:00〜12:05終了
住所:兵庫県神戸市兵庫区新開地1-4-3
電話:078-575-7879