【多肉植物】夏の蒸れを防ぐ寄せ植え梅雨のお手入れ実践3ステップを解説
6月を迎え気温・湿度共に夏に近づいてきた今日この頃、多肉植物達の成長はどうでしょうか?
我が家は、雑草系のセダム達がモリモリに伸びお花を咲かせています。冬に紅葉しバラの様なロゼットをみせていたエケベリア達は下葉が開き緑色に変化しました。
梅雨空でお日様を浴びれず徒長した多肉達もチラホラでてきました。
今日は多肉達の変化が一番みられるこの時期にやっておきたい、夏を迎える前のお手入れを3ステップをご紹介します。
なぜ多肉のお手入れが必要なのか?
この時期の姿形も成長を感じ取れ好きなのですが、注意しておきたい事もあります。それは「蒸れ」です。
蒸れると葉内部の組織が破壊され枯れる原因となったり、カビや病原菌が繁殖することもあります。
ダメージをうけた部分だけをカットし健康に戻る場合もありますが、茎全体が黒く変色し苗自体がダメになるケースも少なくありません。
高温多湿な環境を苦手とする多肉植物にとってこの時期は調子を崩しやすい時期でもあります。調子を崩した状態で真夏の日差しを暑さで枯れてしまう苗もでてきます。
蒸れによる枯れを防ぐため、夏前にお手入れをしてあげる必要があります。
蒸れを防ぐには、多肉植物をカットし間引いて風の通り道を作り枯れ葉をとってあげることが有効です。
次からは、あると便利なお手入れグッズと3ステップ実践をご紹介します。
あると便利な多肉お手入れグッズ3つ
お手入れであると便利なグッズがこの3つです。
- ハサミ
- ピンセット
- 薬剤
ハサミ
風の通りをよくするために茎をカットし短くしたり、蒸れを軽減するため群生株の中央部分をカットするのにハサミが活躍します。使う前に軽くお水で洗って置いたり、煮沸や火で炙る等の処置をしてあげるのも効果的です。
私は、お水でサッと流してから使っています。
ピンセット
枯れ葉をとったり、ハサミが届かない箇所の茎をカットするのに使います。先端部分に滑り止めがついているタイプを選ぶと枯れ葉を落とさずキャッチできます。
ちなみに、寄せ植え用のピンセットとお手入れ用は分けてつかっています。
寄せ植え用は100円ショップで購入した先端部分がとがったタイプ、お手入れ用は盆栽用の滑り止め付タイプを使い分けています。
薬剤
多肉植物は、カイガラムシ・ダニなどの害虫やうどんこ病・カビ菌などの害虫菌に注意が必要です。
オルトランやベニカEXがあると、だいたいの虫病気に対応する事ができます。
寄せ植え梅雨のお手入れ実践3ステップ
セダムやエケベリアを1つの鉢で育てる寄せ植えは、順番通りお手入れするとやりやすいですよ。1つずつご紹介しますね。
伸びすぎたセダムをカット
5月から6月は、雑草系のセダムの背丈が伸び花を咲かせる時期です。このまま育てても可愛いのですが、他の苗の日差しを遮り風通しも悪くなるので、カットしましょう。
根元から1センチ程度で葉が残るようにカットすると、枯れることなく新芽が育ちます。
徒長した茎をカット
上に成長する種類【虹の玉・乙女心・だるま秋麗】は、葉を数枚残し根本部分で茎をカットします。カットした位置から新芽が育ち秋ごろにちょうどいい大きさへ成長します。
徒長したエケベリアも同じく葉を数枚残し、茎をカットします。カットした先端部分の形を整えるように葉をとります。とった葉は葉挿しとして利用できます。
目の細かい土を入れた鉢を、風通しの良い日陰に置き、葉をばら撒きます。1か月ほどで発芽発根します。夏は根に少量のお水をあげるのがコツです。
枯れ葉取りとお薬散布
セダムをカットし徒長した苗のお手入れが終わったら、枯れ葉をピンセットでとり除きます。
放置した枯れ葉はやがてカビの温床となります。多肉植物は他の植物と比べ水分保有量が多いためカビが繁殖しやすいのです。ただ、すべての枯れ葉をとり除くのは大変ですよね。そんな時は、お薬のチカラを借りるとさらに対策ができます。
オルトランやベニカEXはホームセンターやネットで手軽に購入できるので1つ持っていると便利ですよ。
おわりに
ということで、今回は夏前の寄せ植えの仕立て直しのお話しをしてきました。こちらの動画で詳しくご紹介していますので、ぜひ参考にしてくださいね。