【京都市左京区】牛若丸伝説の地 京都の奥座敷・鞍馬の名物「牛若餅」
牛若丸や天狗などの神秘的な伝説で知られる京都の奥座敷・鞍馬。
鞍馬駅から鞍馬寺への参道では、名物の「木の芽煮」(きのめだき)を売る店が軒を連ねます。
木の芽煮とともに忘れてはならない鞍馬の名物が、鞍馬駅のすぐ近くにある「多聞堂」(たもんどう)の「牛若餅」です。
牛若丸伝説
牛若丸は平安時代の武将・源義経の幼名です。
牛若丸の父、源義朝は平治の乱で平氏に敗れ、討たれてしまいます。牛若丸は捕らえられますが、命は助けられ鞍馬寺に送られ、仏門に入れられました。
伝説では牛若丸は昼間は鞍馬寺で仏道修行に励み、夜は天狗に兵法を授けられたといいます。
やがて大人になると義経と名を改め、源平の戦いに身を投じ、大活躍しました。
鞍馬寺の境内には、義経公供養塔、背比べ石、義経堂など、源義経/牛若丸にまつわるスポットが多く残ります。
鞍馬名物 多聞堂の牛若餅
多聞堂は、叡山電車の終点、鞍馬駅を出てすぐのお土産茶屋です。
店頭で牛若餅、神虎餅といった和菓子や木の芽煮などを販売。店内で食べることもできます。
源義経(うしわかまる)が鞍馬寺に預けられていたという史実にちなんだ「牛若餅」(うしわかもち)。やわらかい栃餅でこしあんを包み込んだお菓子で、表面に「牛若餅」の文字が焼き印されています。
牛若餅と並ぶ名物の「神虎餅」(しんこもち)はもっちりとした食感のシンプルなひねり餅。茶色の神虎餅はニッキ(シナモン)が練りこまれていて風味がいいのです。
鞍馬に来るとどうしても食べたくなってしまう牛若餅と神虎餅。シンプルな包装がまたよいのです。他にも蓬だんごや蓬餅も美味しい。
鞍馬、鞍馬寺にお越しの際は、旅のお供にぜひどうぞ。鞍馬寺の境内は広いので、散々歩いたあとに休憩して食べる牛若餅と神虎餅のやさしい甘さが体にしみますよ。
多聞堂
住所/京都市左京区鞍馬本町235
電話/075-741-2045
営業時間/月・火・木・金・土・日曜 09:30〜17:00
定休日/水曜