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無農薬だと虫食いだらけになるってほんと?

かーびーファームインタープリター/自然農YouTuber

無農薬でも野菜はできる

先日、Yahoo! ニュースの『ついつい農薬散布をサボった結果…』というタイトルの記事を読んで思うところがありましたので、私が育ててるキャベツの実例紹介を添えて解説をさせて頂きます。

結論から言うと、無農薬でもキャベツ育ちます。確かに、抑えるべきポイントややり方はありますが、そんなに難しいことはしてません。

私の場合、農薬はもちろん防虫ネットなどの資材も使わずに自分でタネから育てて畑に植えて、虫に多少食われても順調に育ってそろそろ収穫出来そうなキャベツが出来てきています。

↑2024年11月30日撮影: 8月22日に種まきして苗を作り、9月下旬に植物性の堆肥を入れた畑に苗を植えてあとはほぼ自然任せ。それでも出来る方法を研究してます。
↑2024年11月30日撮影: 8月22日に種まきして苗を作り、9月下旬に植物性の堆肥を入れた畑に苗を植えてあとはほぼ自然任せ。それでも出来る方法を研究してます。

↓きれいに出来てるのはこんな感じ。

↓同じ畝でもこんなに虫に食われてしまっているのもあります。

↓この3つは連続してきれいに出来てます。

↓こちらは右2つはかなり虫に食われてます。こうなるともうちゃんとしたキャベツになるのは難しいです。

無農薬で育てるコツは健全な生育も初期予防

最も確実な虫食い予防は『物理的に野菜に虫を近づけない』ことです。

キャベツにつく虫の殆どはモンシロチョウか蛾の幼虫なので、キャベツに飛来させなければ虫食いは起きません。それには防虫ネットを張ることが極めて有効ですが、私は防虫ネットも使いません。

防虫ネットは飛来する虫予防に極めて有効

アブラナ科を食害する虫はたくさんいますが、キャベツで注意すべきは

育苗中:ハイマダラノメイガの幼虫(いわゆるシンクイムシ)

定植後:モンシロチョウの幼虫(アオムシ)

蛾の幼虫(ヨトウガ系、ウワバ系、コナガなど)

他にもバッタなどにもよく食われるようです

(※うちの畑ではバッタはいるけど全然食われません)

このように、虫に食われやすいキャベツや他のアブラナ科野菜(白菜、ブロッコリー、大根、小松菜などは全てアブラナ科)を食べる虫は幼虫系が多く、それらの卵を産み付けられないように防虫ネットを張るのが効果的ですし、バッタも防ぐことが出来ます。

ただ、私がやっている『自然農』では防虫ネットを張ることが逆効果になることさえあります。

次回の記事ではその辺りも詳しく書いていこうと思います。

↓この記事の内容をお話ししている動画もありますのでよかったらこちらもご覧ください。

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ファームインタープリター/自然農YouTuber

愛知県西尾市にて自然農を実践してます。 農を切り口にして自然の面白さや大切さを伝える情報発信や体験イベントも行い、 農の楽しさを伝える『ファームインタープリター』を自称してます。 『野菜を売らない百姓』でもあり、 売らなくても良いからこそ自然農にまつわる色々な実験や研究をやって その様子をYouTubeにて発信しています。

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