触らないでください(笑)【多肉植物】葉の表面のお粉には大事なお役目がございます
多肉植物の葉っぱ、ついつい触れたくなりますよね。
ホームセンターや園芸店でみかける多肉植物。どれにしようか、悩みながら葉を触ったことありませんか?
白い粉が剥がれ手についたことありませんか?
その白い粉、大事な役割があります。今日は、多肉植物の葉に付着する白い粉の正体と粉をまとった種類の多肉植物をご紹介していきます。
多肉植物の葉をまとう白い粉の正体
この粉の正体は「ブルーム」といいます。植物自身が作り出している果糖と呼ばれる蝋物質です。
ブルーベリーや巨峰についている白い粉です。
強い直射日光から葉を守り、葉からの水分蒸散を防ぐなどの役割があります。
植物自身が身を守るために作り出すバリアみたいなものですね。
室内育成の多肉植物の葉の表面はツルツルしているのは、直射日光から守る必要がないからなんです。逆に強い日差しの環境化で育った苗は、ブルームが濃くなります。
一度はがれたブルームが元通りに戻るには1か月以上かかります。
白い粉をまとった多肉植物をみかけた時は、触らずにそっと楽しみましょう。
ここからは、ブルームをまとった品種をご紹介します。
ブルームをまとった多肉植物
モンロー
大きく育ちやすく、丸みをおびた爪と柔らかな曲線が人気の品種です。
コロラータタパルパ
葉の赤みがピンク色にみえるほど、厚いブルーム。外側の葉は、夏の焦げや害虫の影響を受けシミの様にみえます。
フーアン
色味が均等でふんわりした印象の品種です。
トロムソ
我が家にきて1年未満。成長が安定しておらず、葉の形がいびつです。葉の縁にみえる黒色は焦げによるものです。ブルームが剥げた箇所に直射日光があたると傷みやすくなります。
ティアモ
なんてロマンティックな名前。夏に痛めた外葉と秋以降に育った中央の葉色の違いわかりますでしょうか。
ブラックサバス
ブルームに負けない赤紫の爪色。かっこいいですね。深く渋みのある品種です。男性にも人気です。
さいごに
直射日光に強いブルームをまとった多肉植物。カイガラムシにご用心。防虫効果の高いオルトラン定期的に散布して外注予防しましょう。