【さいたま市】さよなら、大宮の名店。サブリエに最後のお別れ訪問を
40年来続いた名店が閉店する。あまりにも衝撃的なこの情報は、普段はネットをあまり見ないような層にまで届き、そこからは連日長蛇の列が形成されている・・・。ルミネ大宮にて長年営業してきた紅茶カフェ「サロン・ド・テ サブリエ(以下、サブリエ)」は、ついにこの週末で閉店することとなりました。
個人的にサブリエといえば、ガレットに思い出があります。まだ大学生だった頃、ルミネ大宮にあるこの不思議なお店に入り「そば粉のクレープ=ガレット」というものを生まれて初めて食べたのが、僕とサブリエとの出会いでした。
また、当時はまだ緑茶ばかりを飲んでいた頃で、ダージリンの深い渋みに感銘を受けたものです。その数年後に紅茶の世界にはまっていくわけですが、そうなってはじめてサブリエの紅茶に対する真摯な姿勢に気がつくわけですよね。
とまあそんな記憶の残る名店が閉店する、もうお店に行くことができなくなる、というのはなんとも切ないものです。周りからも惜別の声が多く漏れていた気がします。
この日は平日のお昼過ぎにもかかわらず、長蛇の列ができており、入店までは実に1時間ほどかかりました。とはいえ、なんとなくですが、普段よりも回転が良い気がします。これはお客さんそれぞれが気を遣い合っている姿なのかもしれませんし、たまたまかもしれません。
当然ですが、サブリエを知らなかった方も、今を逃したらもうサブリエを体験することはできなくなってしまいます。泣いても笑ってもあと2日、サブリエ40年の歴史に幕が下りるまで、もう時間はありません。思い残しが無いよう、お願いします。
個人的には一人でも多くの方の記憶に「大宮には、確かにサブリエという名店があった」という記憶が残ればいいなと思っています。
サロン・ド・テ サブリエ
埼玉県 さいたま市大宮区錦町630 大宮ルミネ2 3階
048-645-3873
平日・土曜 10:00~21:00 (LO20:30)
日、祭日 10:00~20:30 (LO20:00)
公式サイト