【なす】あなたの保存方法は正しい?現役の八百屋が警鐘を鳴らす
こんにちは、八百屋歴10年の青髪のテツです。
突然ですが皆さん、なすの正しい保存方法を知っていますか?「普通に野菜室に入れているけど」という方が多いと思います。
それが間違っているわけではないのですが、最適な保存方法を知っておくことで、生理障害や鮮度劣化から守り、より長持ちさせることができます。
そこで今回は「なすの保存方法」について紹介していきます。
結果的に家庭でなすが捨てる機会が減ればよいなと思っているので、気になる方は最後まで読んでいってくださいね。
なすを保存する際の基本
インド原産で高温多湿を好むなすは、低温と乾燥を嫌います。
冷蔵庫に入れると低温障害を起こして果肉が茶色くふやけたようになったり、種が黒くなるなど傷みやすくなります。こうなると歯切れが悪く、苦味も出るので常温保存で早めに食べきるのがベストです。
冷蔵庫に入れる場合も、温度帯の低い冷蔵室ではなく、野菜室で保存するようにしましょう。
なすの常温保存方法
なすを常温保存する際の手順を紹介します。
①ペーパータオルにつつむ
②保存袋に入れる
③常温の冷暗所で保存
この方法でなすを常温保存する場合の保存期間は2〜3日です。
常温保存では、低温障害が起きないものの、長くはもたないのでなるべく早めに使い切りましょう。
なすの冷蔵保存方法
なすの冷蔵保存方法の手順を紹介します。
①ペーパータオルにつつむ
②保存袋に入れる
③冷蔵庫の野菜室に入れる
保存期間は約1週間です。
冷蔵庫に入れることで、保存期間は伸びるものの、低温障害のリスクが出てきます。
また、保存期間はあくまで目安です。元のなすの鮮度の状態にも左右されるので早めに使い切りましょう。
すぐに使う予定のないなすは冷凍保存することもできます。
なすの冷凍保存方法
なすの冷凍保存の手順は以下。
①水洗いする
②ヘタをとる
③食べやすいサイズにカット
④レンジで加熱
⑤保存袋に入れる
⑥冷凍庫に入れる
この方法で冷凍保存したなすの保存期間は、およそ1ヵ月間です。
ただし、家庭の冷凍庫は開け閉めが頻繁に行われるので、冷凍しても長持ちしない場合があります。冷凍しているからと油断せず、早めに食べきることをおすすめします。
冷凍したなすを料理に使うときは、凍ったまま炒めものにしたり、汁物にいれましょう。
中途半端に解凍してしまうと、食感が悪くなるなど食味が大きく落ちるので、必ず凍ったまま調理をしてくださいね。
なすの保存方法まとめ
今回は「なすの保存方法」について紹介しました。
ぜひ今回の記事を参考にして、なすを正しく保存して、おいしく最後まで食べ切ってくださいね。
他にも「鮮度の良いなすの選び方」も記事にしているので、気になる方は合わせて読んでみてくださいね。