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驚きの光景!盆踊りシーズン到来、始まると急に皆がディスコのように踊りだす曲を知ってる?【神戸市】

Hinata J.Yoshioka旅するフォト&ライター(神戸市)

先週末、舞子公園芝生広場を会場として「舞子夏まつり〜和太鼓と盆踊り」が行われていました。夜店やキッチンカーなどの出店もあり大賑わい。

和太鼓は垂水区の和太鼓チームが5組、そしてゲストとして和太鼓松村組が出演。その後の盆踊りにも和太鼓チームが参戦するのだとか。

ここは明石大橋の下にある芝生の公園なのですが、橋がとにかく大迫力で見える空間。もちろん海も見えるし対岸には淡路島も。そんな場所での盆踊りなんて贅沢ですね。

薄暗くなる頃には盆踊りが始まり、スタンダードナンバーの「炭坑節」が大音量で流れ始めました。お揃いの浴衣をまとった舞子婦人会の人たちの踊りの後ろについて、皆さん踊り始めましたよ。

そしてこの後、面白いものを目にしました。盆踊りで、ある曲がかかった途端に老若男女に関わらず突如として皆がフィーバーし始めたのです。

「ハーイ!ハーイ!」と掛け声まで上がって、櫓を中心として会場がディスコ化しています。いつから盆踊りがこんな雰囲気に?

その大盛り上がりの曲は、なんと荻野目洋子の「ダンシングヒーロー」です。イントロがとにかく特徴的なあの曲です。今、頭の中にイントロ流れましたか?

驚くことに、皆さん待ってましたと言わんばかりに、弾けるように踊り始めました。どうやらかなりメジャーな盆踊りナンバーとなっているようですね。

実は、同じ光景を他の盆踊り会場でも見たことがあります。そこでも皆さん弾けるように腰をふりふり、リズミカルに踊っていました。若者から小さな子供、中年層からシニアの方々まで、ありとあらゆる人たちが軽快に踊っています。しかも笑顔で。

ダンシングヒーローで盆踊り、とても不思議な光景だったのですが、それが今日もここで同じようなことに。何で?いったい何が起こっている?

調べてみるとどうやらこの踊りは、名古屋から始まったそうです。踊り自体は既に80年代にはあったというから、名古屋は斬新ですね。そこから全国に広がっている模様。知らなかったのは私だけでしょうか。

とにかく流行りに乗っかるべく一緒に踊ってみたのですが、これが意外に楽しい。だって皆すごく楽しい顔して踊ってるんです、子供たちも張り切ってる。とにかくキラキラしてるんですよ、おっちゃん達も。

この後もスタンダードな盆踊りの曲が続いたのですが、ダンシングヒーローだけアンコールの声が。暑くていつもはクーラーの部屋にこもっているはずの人々が、浴衣を着て汗だくで踊り倒している光景になんだか感動を覚えました。

ご先祖様やあの世に旅立って行った人々を迎えて一緒に踊るのが、盆踊り。生きている人と精霊たちがここで出会え、しかも一緒に輪になって踊っているなんて、考えてみるとちょっと不思議な異空間ですよね。だけど、日本独特のとても素敵な文化です。

いよいよ始まった盆踊りシーズン。舞子婦人会の方に伺うと、14日、15日は垂水の海神社で盆踊りがあるのだとか。屋台などは出ませんが、誰でも参加できるそうですよ。

今年はあちこちの会場で、人々がキラキラ踊っている姿が見られるかも知れませんね。あなたもこの夏、ぜひ盆踊りでフィーバーしてみては。

舞子夏まつり(←今年は終了致しました)

「垂水の盆踊り」←誰でも参加できます
会場:海神社境内
日程:8月14日、15日
時間:19時から21時(練習は18時半から)
場所:兵庫県神戸市垂水区宮本町5
主催:垂水音頭保存会

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旅するフォト&ライター(神戸市)

旅なしに人生は語れない、ノマド系フォトライター。国内から世界各国まであちこち歩きまわって取材する、体当たりレポートを得意とする。趣味は美味しいもの食べ歩き、料理、音楽、ダンス、ものづくり、イベント企画などなど、気になる物には何でも手を出してしまう。南国気質で、とにかくマイペースな自由人。

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