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実は夏に食べやすい!酸味、辛味、甘味とコクも…さっぱりとしてるのはこの国の料理だった【神戸市】

Hinata J.Yoshioka旅するフォト&ライター(神戸市)

元町商店街の2階にあるベトナム料理屋「タンカフェ」に、友人と行ってきました。ここは結構前からあるお店なのですが、たぶん皆さんも元町商店街を歩いているときに見たことがあるのではないでしょうか。

お昼時に入ると、既に沢山のお客さんが。メニューが色々あって迷っていたところ、フレンドリーな店員さんの「これとこれがオススメですよ〜」という積極的な誘導もあり、人気メニューの「タンカフェ定食」と「オススメセット」をそれぞれ注文することに。

まずやってきたのは友人の「タンカフェ定食950円(税込)」、一番人気のメニューだそうで、日替わりおかずと生春巻、鶏肉フォーの小サイズがついて、ご飯のおかわりは自由です。

友人は実はベトナム料理を食べるのは初めてということで、その反応を見てみることに。まずは鶏肉が入ったフォーのスープをひと口。「さっぱりしているね」というコメント。そう、ベトナム料理は暑い夏でも食べやすいんです。

ヌクマム(日本で言う魚醤、又はナンプラー)というベトナムのお醤油のようなものがあるのですが、それを足すと味にコクが出るから入れてみるといいかも、と促してみると恐る恐る少量入れて味見。味がわかると、これはいけるとどんどん他の料理にも足していました。ヌクマムは天然のアミノ酸(旨味調味料)なので、旨味が増すんですよね。

他にも調味料が運ばれてきたのですが、赤色で甘ピリ辛のチリソースや、甘酢に唐辛子がたっぷり入ったものやニンニクが入ったものなど、3種類の調味料を好みで使い分けるようです。

私が注文した「オススメセット980円(税込)」がやってきました。鶏肉フォー(中サイズ)と、3種類の春巻きがセットになっています。春巻きは生、蒸し、揚げの3種類なのですが、どんな違いがあるのでしょうか。

蒸し春巻きは、生地が厚めでプリンとした食感。ミンチとナッツの香ばしさが特徴的です。生春巻はエビと大葉が主役で、しっとり食感で大葉の爽やかさがあります。

揚げ春巻きはカリッと食感がナイス、中華の春巻きとはまた違った美味しさです。ひと口に春巻きと言えどもそれぞれに個性豊かですね。

フォーのスープもスパイスの風味が豊か、これは八角の風味でしょうか。やはりあっさりしているのでヌクマムでコクと旨味をプラス、本場ベトナムでも多分こうやって好きな感じにアレンジしながら食べるんでしょうね。

お米の麺も淡白な味ではありますが、鶏の出汁とヌクマムが絡まると独特の美味しさがあります。味は淡白でも甘味、酸味、辛味などを楽しめるのがベトナム料理。

店内を見渡すと、女性男性どちらも一人客が多く、サラリーマンの姿もありました。カウンターもあるのでパッと食べて帰りやすい感じですね。ランチタイムともあって入った時は結構混んでいましたが、回転率も良さそうでお客さんは入店時からすっかりと入れ替わっている様子。

暑い夏を乗り切るには、あっさり味でお酢の酸味やピリ辛がアクセントに効いたベトナム料理がいいかも知れませんね。残暑がまだ続いていますが、食欲があまりない人も、是非足を選んでみてはいかがでしょうか。

タンカフェInstagram (外部リンク)
営業時間:
ランチ 11時~15時
ディナー 17時~21時半(L.O.21時)
定休日:月曜
場所:兵庫県神戸市中央区元町通2丁目7−4 2階
電話:080-6216-4875

旅するフォト&ライター(神戸市)

旅なしに人生は語れない、ノマド系フォトライター。国内から世界各国まであちこち歩きまわって取材する、体当たりレポートを得意とする。趣味は美味しいもの食べ歩き、料理、音楽、ダンス、ものづくり、イベント企画などなど、気になる物には何でも手を出してしまう。南国気質で、とにかくマイペースな自由人。

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