「早い段階で形勢を損ねてしまった」竜王戦七番勝負第1局で敗れた藤井聡太竜王コメント
藤井聡太竜王「(1日目、53手目)▲2五桂と跳ばれた手に対して、攻めていく手も考えたんですけど、あまり自信が持てる変化がなくて。ただちょっと本譜は(57手目)▲6三銀と打たれる形になって。ちょっとそうですね、苦しくしてしまったのかなと思います。(先後逆で41手目までは自身が指した前例、その次から手を変えた)△8一飛車から△8六歩として攻め合いにできればと思ったんですけど。ちょっとそうですね、そのあと、わからなくなってしまったかなと思います。▲6三銀と打たれたあたりはすでに、少し苦しいような気がしたんですけど。ただちょっと、そのあと進んで(71手目)▲8七玉のあたりまでいくと、はっきりキツくなってしまったかなと思いました。(92手目▲8六銀の王手を指す前に1時間1分の長考をしていた)ちょっとその前になんか、やっていくしかない形になってしまった気がしたんですが。やっぱり本譜も進めてみると、少し足りないという感じかなと思っていました。(第2局に向けて)けっこう早い段階で形勢を損ねてしまった気がするので、内容をよくしていかなくてはいけないなと思います」