春の使者がこの時期に 那覇で黄砂を観測 11月として18年ぶり 来週再び黄砂飛来か
春の使者がこの時期に
11月24日午前8時50分ごろ、那覇で黄砂が観測され、見通せる距離は8キロメートルでした。那覇で11月に黄砂が観測されるのは18年ぶりのこととなります。
低気圧の影響で、中国大陸で砂が上空に巻き上げられ、偏西風に乗って沖縄に飛来したとみられています。
11月の黄砂観測
気象庁の1967年からの黄砂観測日数の統計によりますと、過去に那覇で11月に観測されたのは2005年と2002年のみとなっています。
(2005年11月7日、8日、9日、2002年11月13日、14日)
どこで観測しているの
2023年現在、札幌、仙台、東京、新潟、名古屋、大阪、広島、高松、福岡、鹿児島、那覇の11か所になります。
大陸の路面状態に注目
例年、黄砂の飛来が春に多いのは、雪が解けて春になると大陸が暖められ、巻き上げられた砂が偏西風に乗って日本付近に飛んでくるためです。
ただ、今年の10月は、黄砂の発生源となる中国大陸は高温状態や少雨の地域もあり、異常気象発生地域となっています。
来週再び黄砂飛来か
来週28日(火)は、再び黄砂の飛来が予想されています。目や鼻や皮膚などのアレルギー体質の方や、呼吸器に疾患がある方は十分に注意し、洗濯物や車への付着にもお気を付け下さい。