一瞬、森の中に迷い込んだような気分になれる、小さな隠れ家のような素敵なカフェ「烏兎匆々（うとそうそう）」をご紹介します。

高知市仁井田にある素敵なカフェは、高知市東部総合運動場「くろしおアリーナ」を東へ、武市半平太の旧宅へ向かって南に曲がり、そのまま進むと「高知東部自動車道」の高架橋を目印に進んでもらえれば高架下にお店があります。

駐車場はお店の道路向かいに、白砂利の敷かれたスペースに6台駐車できます。

お店へつづく小さなお庭は、自然ゆたかで緑の蔦に覆われて、ここだけは別空間のような佇まいです。

テラス席があり、天気のいい日は風を感じながら食事するのも気持ちよさそうでした。

こじんまりとした店内は、2人掛けテーブルが6卓あります。そのせいもあり、1人や2人連れのお客さんばかりでした。（3人以上の場合は席が離れてしまいます）

ランチは「とり唐定食」「しょうが焼き定食」「たまご焼き定食」「やきめし定食」の4種類のほかに、カレー定食もあります。

今回は「とり唐定食 香味だれ（870円）」を選びました。香味だれを「スイートソース」「スイートマヨ」に変更もできるそうです。

熱々の唐揚げは、薄めの衣にジューシーで柔らかい鶏肉。香味タレが食欲をそそります。

副菜が2品ついていて、この日は「茄子の煮びたし」と「酢大根」でした。

ランチだけでお腹いっぱいになったので、食後はドリンク（200円）だけにしましたが、コーヒーゼリーやチーズケーキなどもあります。

使い込まれたテーブルは味わいがあり、漆喰の壁や梁が見える天井は開放感があり、庭を眺めながらアイスコーヒーを飲む時間は、何とも居心地がよく癒されました。

庭には高知県のシンボル花のヤマモモが実って赤くなっていました。

店内では音楽が流れていますが静かなので、料理をつくる音や食器の音が心地よく聞こえてきて、実家で食事を待っているような安心感がありました。

あわただしく過ぎていく毎日のなかで、ランチだけでも時間に追われずにゆったりと食事を楽しめる場所として「烏兎匆々（うとそうそう）」を訪れてみませんか。