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人間関係に悩んでいる人へ。マザー・テレサの名言「世界を平和にしたいなら…」英語&和訳(偉人の言葉)

鈴木隆矢翻訳家

こんにちは!ほんやく検定1級翻訳士の鈴木隆矢です。
今回はマザー・テレサの名言をご紹介します。マザー・テレサ(1910~1997年)はカトリック教会の修道女で、1979年にはノーベル平和賞を受賞しています。
今回は人間関係に悩んでいる人に届けたいマザー・テレサの名言をご紹介します。

ご紹介する名言につきましては、BrainyQuote というアメリカのサイトに記載されているものをGoogleの書籍検索にかけ、それが英語圏の複数の書籍で使用されていることを確認の上、その人物の言葉として記事に掲載しております。
古い人物の言葉ですとそれが本当にその人物の言葉なのか確認が難しい場合もございますが、複数の書籍で使用されている言葉であれば、それがその人物の考えを反映した言葉であると判断できるのではないかという考えのもと記事を執筆しております。

人間関係に悩んでいる人へ。マザー・テレサの名言「世界を平和にしたいなら…」英語&和訳(偉人の言葉)

“What can you do to promote world peace? Go home and love your family.”

「世界平和のためにできることですか?家に帰って家族を愛してあげてください」
マザー・テレサ(カトリック教会の修道女)

縁とはつくるものではなく、今既にそこにあるもの。

小学生の頃集団登校をしていたのですね。安全のために近所の子と一緒に学校に登校していた。その中に同級生の子が一人いたのですね。クラスは違ったのですが、3年間一緒に登校していて一言も話さなかったのですね。小学4年生で初めてその子と同じクラスになって、それから大親友になったのですよね。
気が合ってすぐに打ち解ける人もいれば、打ち解けるまでに時間がかかる人もいる。すぐに打ち解けたからと言って長い付き合いになるかと言えばそうとは限らない。
縁とは不思議なものだなと。

これは以前美輪明宏さんがラジオでおっしゃっていたのですが、「生まれてきて、それで泣いたり笑ったり苦しんだりね、それで恨んだり『あぁこんなことじゃいけない』と思って自分でまた軌道修正してね、また立ち直ってそれで『いい人になりましょう』と。2、3日はいい人が続くんだけども、またバーンと3日目には悪い人になって『この野郎チキショウ』なんてなって『あぁこんなこと、やけんなっちゃいけない』と思ってまた今度は立ち直って、でまた富士山の五合目まで登るんだけど、また落ちるときにあっという間に落っこちゃってそれで今度また六合目まで、それの繰り返しですよ。でところで振り返ってみるとね、もう薄紙1枚ずつね下へ落ちることはなくなってね、いい人になっていってるんですね。塵も積もれば山で。それの繰り返しですね。
で、その先々で本当に憎んだり憎まれたりするその相手役、つまり夫だった人が妻になったり妻だった人が夫になったり親子で生まれ変わってきたり、とにかく役柄が変わるだけでね、お互いにね一つの劇団の中で色んな役回りをするみたいなものですね。それの一つのサークルがあるんですよ。魂のサークルが。その同じ魂のサークルの人たちが色んな持ち回りの役を演じる、これが縁というんですね。同じサークルじゃない人たちっていうのはどういう風にしても、縁はない人は縁がないんです。だから『あの人が好きだ好きだ好きだ好きだ』といって追いかけ回したって縁なき衆生は度し難し。縁がない人は切れちゃうんですよ。
『あぁ素敵だ』と思って一緒に結婚してもね、結婚して一緒になってウハウハ言ってても、もともとその魂の縁のない人とは別れちゃうんですよ。別れたからといって恨むこともないんですね。それで『この人はね、なんかねあまり好きじゃないんだけど』って、なんかね腐れ縁でねグダグダグダグダグダグダ、なんか付き合わなきゃいけなくなっちゃう。これもその一つの問題は精神的な問題とお互いのわだかまりや何かを解決しなさいよと、解決するまで縁ができるんですよ。一つのサークルの人ですね。ですからね縁というものはね切ろうと思って切れるもんじゃないし、そうしてその逆もあるわけですね。
縁というものはねそういうものだと思って周りをご覧になってみるとね、あ、この人は前世からの色んな縁、これは敵同士であっても相性同士であっても仲のいい人であってもそういう目でずっと見るとね次第にね浮き彫りになって出てきます。さぁ周りを見てごらんなさい。面白いですよ、そういう目でご覧になると」

縁とはつくるものではなく、今既にそこにあるもの

オリンピックで日本人選手がメダルを取ると嬉しいですよね。その日本人選手が自分と同じ都道府県の出身だったら、もっと嬉しいですよね。
人は共通点があると愛着が湧くのですよね。
自分の親を見て、兄弟を見て、妻、夫を見て、「もしかしたらこの人とは前世でもつながりがあったのかもしれない」。そう思うと愛着が湧いてきますよね。
隣の芝生は青い。つながりがないと、距離が遠いと、人は美しく見えるのですよね。縁がない相手を追いかけるよりも縁のある相手に感謝する。
自分の親、兄弟、妻、夫、そこには特別な縁があるのだと。

人間関係に悩んでいる人へ。「家族」に関する世界の偉人の名言3選

いかがでしたでしょうか?今回はマザー・テレサの名言をご紹介しました。

私が運営しているブログ『世界の偉人の名言(鈴木隆矢)』の『マザー・テレサの名言集【英語原文と和訳】』(外部リンク)という記事では、今回ご紹介したものを含めて、マザー・テレサの名言を18句ご紹介しております。興味のある方はそちらもご覧ください。

では、最後に「家族」に関する世界の偉人の名言を3句ご紹介します。

“You don't choose your family. They are God's gift to you, as you are to them.”

「家族を選ぶことはできません。家族とは神様からの贈り物なのです。あなたが家族にとってそうであるようにね」
デズモンド・ツツ(南アフリカの人権活動家)

“The most important thing in the world is family and love.”

「この世で最も大切なものは家族と愛である」
ジョン・ウッデン(アメリカの伝説的な名バスケットボールコーチ)

“Love the whole world as a mother loves her only child.”

「母がたった一人の我が子を愛するがごとく、全世界を愛しなさい」
ブッダ(古代インドの宗教家)

お読みいただき、ありがとうございました!

翻訳家

JTFほんやく検定1級翻訳士。2014年より翻訳家。ブログ『世界の偉人の名言(鈴木隆矢)』を運営。中学1年から約10年間ひきこもりを経験、その後土木作業員を経て翻訳家に。静岡県出身。

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