休みの日、飲食・観光・会津ぶらぶらしています「あいづ くらし」です。

一風亭(いっぷうてい)

会津は「カレー焼きそば」だ。
と勢いこんで、早、数ヶ月。
最初の店は一風亭と思っていたのですが、自分はカレンダー休みで曜日感覚が希薄。
(土日休みではなく、カレンダーで休みの日が前の月に決まっている)
行っては定休日、行っては盆明け休みと、なかなか訪店できないでいました。
そして、やっと念願の「カレー焼きそば」です。

一風亭は自家製麺の店。
ラーメンも「売り」なのですが、今回は「カレー焼きそば」を紹介します。

カレー焼きそば

会津のB級グルメと言われて久しく、あまり食べる人、食べた人の話も聞きません。
会津若松市には昔、「トミーフード」という店がありまして、今でいう「野口英世青春通り」にあったのですが、電車通いの高校生達がよく腹ごなしに通っていました。
(電車通いの友人に誘われて行っていたので、こんな印象)
当時は「カリーナ」とかいう名称だったと思いますが、「カレー焼きそば」が人気。
焼きそばに、カレーが少し、味変にのっていたのがすこぶる腹ペコのお腹に嬉しいメニューでした(昔の話なので、事実と異なっているかもしれません)。
要は、ある時代の会津に暮らす若者達のクチコミGoodな料理だったのです。

話が長い。
(すみません)

会津の焼きそば

まだ続く・・・。
会津は平打ち多加水麺が主流で、この平打ち多加水麺を焼きそばにする店が多いです。
(トミーフードは平打ち多加水麺ではなかった記憶)
平打ち多加水麺は、もともと水分を多く含んだ麺なので、水分(ソース)を吸ってくれません。
(なので伸びにくく、ラーメンであれば、ゆっくり食べても最後まで美味しくいただけます)
どちらかといえば、焼きそば麺には向いていないのですが、これを美味しく食べさすのが、会津の焼きそばです。
(店の人は大変だと思います)
一風亭の店主は、万人向けにメニューを思考されているという認識で、この高いハードルに挑んでいると思って、カレー焼きそばの最初は一風亭と思った次第です。

一風亭 カレー焼きそば

焼きそばがカレーに泳ぐタイプです。
「カリーナ」が味変程度のカレートッピングだったイメージなのですが、最近は、焼きそばがカレーに泳ぐタイプが主流です。
カレー旨し。
初っ端から趣旨が外れてますが、カレーが美味しいです。

福神漬けと紅生姜。スープもつきます。

写真では分かりませんが、挽肉と塊肉と入っていて、日本人好みのカレーに仕上がっています。その上、とてもスパイシー。
自分は香辛料に弱く、体が汗を吹き出します。

個人的にはカレーはもう少し、少なくてもOKでした。
メニューには半ライスもあるので、食べれるなら半ライスも頼んでもOKなカレーの量と思います。

焼きそば

カレーを絡める前の焼きそば。
甘辛いソースがよく馴染んで美味しい。
会津の焼きそばは先述の通り、麺がソースに馴染みにくいので、美味しく作るのは大変。
具材のキャベツが甘くて格別に美味しい。
焼きそばの醍醐味は、焼きそばにソースを加えて、野菜の旨味。特にキャベツは欠かせません、野菜の美味しさを引き出すのは技量で、それがきっちり出ています。
キクラゲも入ってます。
キクラゲは旨味はそこそこですが、食感に大きな影響を与え、自分の好物な食材です。
そういう細かい配慮ができているのが、一風亭の感心するところ。
店主の心意気とは様々ですが、食べる人に気遣った心意気ならば、一風亭は会津のトップクラスと思っています。
(その結果がベストという話ではありません。ただ、この店の料理はいつも、客を考えていると思うのです)

カレー

写真はカレーに絡んだ焼きそばです。
カレーが美味しい。
「カレー焼きそば」なので、焼きそばの甘みを生かす程度のカレーでいいのですが、すごく美味しい。
肉がひき肉、塊肉と使われていて、かつ、スパイスの使い方が絶妙。
カレーそのものは日本風。
だから日本人の万人向け。
カレーをスパイスから作っても、なかなか食べる時にスパイスの風味をいい感じで出すのは難しいですが、それがちゃんと出ています。

メニューには「カツカレー焼きそば」があり、「カツカレー焼きそば」を紹介できなかったのは反省。このカレーにして、この焼きそば、カツのハーモニーは素晴らしかったと思うところです。

店内

店内入り口からの写真。
道路側がカウンター席。
中央がテーブル席。
奥が小上がりです。

逆アングルから。
入り口から入って右奥が厨房。
昼時はとても混みます。

店舗 駐車場 周辺道路

店舗の周りL字型に駐車スペース。
「終了しました」とあるのは、遅い時間の訪店で、最後の客だったから。
道路向かいにも駐車スペースがあります。

市内中心部から東山(温泉)方面へ向かう道路沿い。
真っ直ぐ進み、山の手前で右へ行けば東山(温泉)。
左へ行けば飯盛山方面。

市内中心部へ向かう道路写真。
どちらの側からも看板は大きく見えるのですが、そこそこ走りやすい道路なので通りすぎないように。

カレー焼きそばを紹介しましたが、一風亭は会津らしいメニューが揃う自家製麺の店です。
会津ラーメンとソースカツ丼のセットもあります。
詳しくは関連記事をご覧ください。

＊ 本記事はライター「あいづ くらし」の主観に基づいています。
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