関東は27日(木)昼過ぎに荒天のピーク、3月並みの肌寒さも?
27日(木)昼頃には活発な雨雲が到達
きょう26日(水)で4日連続の晴れ間が広がり、25度以上の夏日が続いている東京都心ですが、あす27日(木)は一転、朝から雨となり、上着も活躍する肌寒さとなりそうです。
雨と風の予想をみると、27日(木)午前9時には西からの雨雲が関東全域に広がり、西日本にある活発な雨雲が東進するでしょう。この活発な雨雲が昼頃には静岡県から関東の沿岸部にかかってくる予想です。
27日(木)夕方にかけて雨風強まる
関東の雨のピークは27日(木)午後3時頃とみられ、千葉や神奈川を中心に激しい雨が降り、東京都心でも一時的に激しく降るおそれがあります。また南風も強まる予想で、沿岸部では傘も役に立たないような横殴りの降り方をする所もあるでしょう。
気象庁の情報によると、千葉や神奈川は24時間の雨量が最大100ミリ前後に達し、大雨警報が出されるような降り方となるかもしれません。
激しい雨の降る時間はせいぜい3時間程度とみられますが、土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水に注意・警戒し、落雷や竜巻などの激しい突風にも注意が必要です。
なお気象庁から関東から九州に大雨情報が出されていますので、自治体から出される避難情報などにもご注意下さい。
そしてあす27日(木)のポイントは大雨に加えて、低温です。
気温大幅ダウン、日中は3月下旬並み?
東京都心の時系列予報をみると、気温の上がるはずの日中にかけてむしろ気温が下がり、27日(木)正午と午後3時の気温は15度程度と予想され、北風もやや強まる予想です。
きょう26日(水)も26.0度まで上がりましたので、日中の気温は一気に10度以上も低くなる予想です。
日中の気温が15度程度というのは3月下旬頃の気温に相当します。このところ6月から7月並みの暑さが続いていましたので、雨の降り方に加えて、激しい気温差にもご注意下さい。
関東の梅雨入りはまだ先?
27日(木)に大雨をもたらすのは梅雨前線と低気圧です。
本州付近まで北上し、南から湿った空気が流れ込むため、太平洋側を中心に、雨雲が発達する見込みです。
ただ今回の梅雨前線の北上は一過性で、雨を降らせた後は再び本州の南海上から南西諸島付近にまで南下する予想です。
ですから今回も関東甲信の梅雨入り発表は見送られる可能性が大きいと思われます。その後来週にかけても梅雨前線は基本的に関東の南海上に離れたところに停滞することが多い予想で、関東甲信の梅雨入りの発表は、ほぼ平年並みとなる6月までずれ込む可能性が大きくなってきたようです。