甘えん坊な猫の特徴6つと育て方!飼い主LOVEの猫もやっぱりかわいい!
猫と言えば自由奔放で気ままな生き物というイメージが強いかもしれませんが、実は甘えん坊な猫もたくさんいます。
飼い主にべったりなその姿はとても愛らしく、心を癒してくれる存在です。
そこで今回は、甘えん坊な猫の特徴6つと育て方について詳しく解説していきます。猫の飼い主さん、これから猫を迎えようとしている人必見の内容です。
1.甘えん坊な猫の特徴6つ
1‐1.後追いをする
甘えん坊な猫は、飼い主の気を引くために後をつけて歩くことが多いです。
飼い主が部屋を移動しても、一生懸命ついて来ます。台所に行けば台所に、リビングに行けばリビングに、そばから離れまいと執拗に後を追っかけて来るのです。
この行動は飼い主から離れたくない一心と、飼い主の気を引きたいという気持ちが表れています。
というのも猫にとって飼い主は母猫の代わりでもあり、愛着の対象。甘えん坊の猫は、そんな大切な存在から離れたくない気持ちが強いのです。
また後をつけて歩くことで、飼い主から構ってもらえると期待しているのかもしれません。
1‐2.作業を妨害する
甘えん坊な猫は、飼い主が作業をしているとよく邪魔をしてきます。飼い主の注意を引きつけ、構ってもらおうとしているのです。
たとえばパソコンの前に座って作業している飼い主の前を行ったり来たりし、キーボードの上に座って作業の邪魔をします。書類を広げて作業中なら、そこに乗って紙を散らかしてしまったり。
大好きな飼い主が自分以外に気を向けているのが気に食わないのか、そうした行動に出る甘えん坊猫は多いです。嫉妬心や独占欲がめっぽう強いんですね。
1‐3.スキンシップの要求が強い
甘えん坊な猫は飼い主にスキンシップを求める傾向が強く、飼い主に対して執拗に体を寄せてきたり、なでなでをしつこく要求してきたりします。
飼い主がソファに座ると、すぐにそのひざの上に乗ろうとしたり。飼い主が布団に入れば、そばで一緒に眠ろうとしたり。
このようにスキンシップの要求が強いのは、猫が「一緒にいてほしい」という気持ちが強いのと、人間への親和性が高く、愛情をたくさん必要としているからでしょう。
また飼い主の気を引き、愛されていることを確かめようとするあまり、執拗なぐらいにスキンシップを要求してくることもあるようです。
1‐4.しれっとそばにいる
甘えん坊な猫は、しれっと飼い主の横や近くにいるということも多いです。
飼い主が作業をしていても、テレビを見ていても、読書をしていても、いつの間にか猫がそばによってきていたり。
飼い主への強い愛着と、常に側にいたいという願望が強いのです。離れていると不安になり、寂しさを感じるため、自然と飼い主の傍に寄り添うのでしょう。
まるで「ずっとここにいたよ」とでも言わんばかりの無邪気な表情を見せます。
またひっそり近くにやってきては、飼い主に構ってもらえると期待しているのかもしれません。
1‐5.ふみふみをしまくる
甘えん坊な猫は、頻繁に「ふみふみ」する行動を見せます。
ふみふみをするタイミングは、眠いときやさびしくなった時が多いでしょう。ソファやクッションの上で、前足を使って一生懸命ふみふみします。
この行動は、子猫時代に母猫からおっぱいをもらうときのしぐさが由来です。つまり母猫を思い出しながら、当時の喜びや安心感を思い出してふみふみしてしまうのです。
また飼い主をふみふみするときは、飼い主の体温や匂いを感じ取り、心地よさを得ているのかもしれません。
この行動はとくに甘えん坊ではない猫でもよく見られますが、甘えたい気持ちが強い猫はその頻度が多いようです。
1‐6.飼い主の帰宅を喜ぶ
甘えん坊な猫は飼い主の帰宅を心待ちにしており、喜んで出迎える傾向があります。
たとえばカギの音がすると玄関付近に素早く現れ、飼い主の足元をくるくる回ります。また飼い主の顔を見上げて甘えた表情を浮かべ、喜びの鳴き声を上げることもあるでしょう。
飼い主不在中の寂しさが解消され「安心感に包まれた」と、その喜びをストレートに行動で表します。
帰宅した飼い主へのおかえりの気持ちと、心からの歓迎の意を込めた可愛らしい一面なのです。
2.甘えん坊猫の育て方
猫は本来独立心が強い動物で、甘えん坊になるかどうかは個体差が大きいです。
そして性格は生まれ育った環境や親の性格から影響を受けるため、絶対に甘えん坊になる!という方法はありません。
しかしいくつかの方法を試すことで、猫が甘えん坊になる可能性を高めることができます。
2‐1.子猫時代から人に慣れさせる
猫が飼い主に対して甘えん坊な性格になるかどうかは、子猫時代の経験が大きく影響します。
この時期に十分な人間との触れ合いがあれば、人間への親和性が高まり、甘えん坊に育ちやすくなるのです。
子猫は生後5週から2ヶ月程度が人間への印象づけの時期といわれるため、この時期に人間と積極的に触れ合い、人間の匂いや音、動きに慣れさせることが大切です。
抱っこしてあげたり、優しくなでなでしてあげたり、遊び相手になってあげるなど、愛情を込めた関わりがポイント。
人間に怖がられずに近づいてくれるよう、子猫のペースに合わせて徐々に慣らしていきましょう。
2‐2.要求に応える
猫が甘えん坊な性格になるためには、飼い主が猫の要求をできる限り汲み取り、応えていくことも大切です。
それは撫でてほしい・抱っこしてほしいという要求だけでなく、トイレを掃除してほしい・ごはんがほしいといった要求も含まれます。
こういった要求を無視したり拒否し続けたりすると、猫は不安を覚え、飼い主から愛されていないと感じてしまったり、要求鳴きがひどくなってしまうかもしれません。
そのため猫の小さな欲求でも汲み取り、適切に可能な限り応えていきましょう。そうすれば飼い主への信頼感が高まり、愛情の絆が深まります。
2‐3.なるべく長い時間を過ごす
甘えん坊な猫に育てるためには、飼い主が猫とできるだけ長い時間を共に過ごすこともポイント。
長い時間を共有することで猫は飼い主への愛着を深め、甘えん坊な性格が育ちやすくなるでしょう。
猫は飼い主に対して依存はないとも思われがちですが、実は猫も飼い主に対し「愛情」を持つ生き物。飼い主が長時間不在だと、寂しさを覚え、不安になってしまいます。
そのため1日のできるだけ長い時間を共に過ごし、猫のお世話をして、遊び相手になったり、スキンシップの時間を作ったりすることが大切です。
ただし猫の「ひとりになりたい時間」だけは、邪魔をしないように注意してくださいね!
3.まとめ
甘えん坊な猫は飼い主への想いが非常に強く、その姿はとても愛らしいものです。甘えん坊猫を育てたいと思った人は、ぜひ今回の記事を参考にしてみてくださいね。
ただ猫の性格は、十猫十色。その猫だけの魅力でもあります。甘えん坊ではない猫も、その猫にしかないかわいい一面や難しい一面があるものです。
そしてどんな猫であっても、しっかりと絆が築けていれば飼い主を癒し幸せにしてくれる存在。そのため飼い主も愛猫にはこれ以上にないほど、たくさんの愛情を注いで猫を幸せにしてくださいね。
ちなみに我が家の愛猫のうち一匹は、ちっとも甘えん坊ではありません!ですが、とてもとてもかわいいです。あたりまえですね!