「鶏むね肉」はパックのまま冷凍しないで!保存の手順・解凍方法を解説
鶏むね肉はおいしさとお手頃な価格で人気があります。
特売日には100グラム38円という驚きの安さで見かけることもあるかもしれません。そんなとき、たくさん買ってしまう人がいるのもうなずけます。私も買います。さて、買った鶏むね肉を冷凍庫にそのままパックごと入れていないでしょうか?
実はそのまま冷凍すると、肉の味が落ちる可能性があるんです。今回は、鶏むね肉を冷凍するときの良い方法を紹介します。
冷凍するときの注意点
パックに入った鶏むね肉をそのまま冷凍するのはちょっと待って下さい。下記の注意点を確認してみて下さいね。
使用される容器が冷凍用でないことも
スーパーで見かける鶏むね肉は、だいたいトレーに乗せられてラップでぴっちり包まれています。しかし、これらのトレーやラップが冷凍用ではない場合があります。
容器やラップには、耐冷温度が決められています。例えば、私が日頃使っているラップには、耐冷温度−60度と明記があります。
それぞれの製品には適した温度が定められているんです。もし、どうしてもスーパーのパックのまま冷凍をしたい場合は、お店の方に確認して、耐冷温度が-30度以下であれば保存しても大丈夫ですよ。
ドリップが品質を下げる可能性あり
鶏むね肉をそのまま冷凍すると、肉から出る水分(ドリップ)と言うのですが、それも一緒に凍ってしまいます。
ドリップには肉の臭みが含まれているため、これが品質を落とす一因になるのです。解凍した後の肉の風味にも影響が出てしまうため、買ったまま冷凍することはおすすめできません。
簡単で効果的な冷凍保存方法
どうやって冷凍すればいいのか気になりますよね。実は、とても簡単な保存方法があります。以下の手順で進めてみてください。
鶏むね肉の冷凍保存手順
1. トレーから鶏むね肉を取り出します。
2. キッチンペーパーで肉から出る余分な水分をしっかりと拭き取ります。
3. 冷凍対応のラップでしっかりと包みます。
4. 最後に食品保存用の袋に入れて、冷凍庫へ。これで完了です。
これらのステップで、肉の品質を保ちつつ保存できます。
解凍するときのコツ
解凍するときの方法も気になるところです。普段通りの方法で大丈夫です。
一番いいのは、じっくりと時間をかけて冷蔵庫で解凍すること。もしくは、室温で自然解凍するのもよいでしょう。
急いでいるときは、冷凍保存用の袋に入れたまま流水で解凍する方法がお勧めです。電子レンジでの解凍よりも少し時間はかかりますが、肉の品質をより保つことができますよ。
まとめ
- パック入り鶏むね肉の冷凍前にはパッケージの耐冷温度確認が必要。
- ドリップを含むまま冷凍すると品質低下の原因に。解凍時の風味も損なわれる。
- 適切な冷凍方法は、肉をトレーから取り出し、ドリップを拭き、冷凍用ラップで包んで食品保存袋(冷凍対応)に入れる。
- 解凍は冷蔵庫か室温でゆっくり、急ぐ時は流水で。
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