葛飾区の宝、水元公園に新緑の季節がやってきました。
園内中心部の「はなしょうぶ園」では藤棚が見頃を迎え、その周囲ではコデマリやハナミズキなどの春の花々が水景色に映えています！
（写真はすべて2023年4月17日撮影）

水元公園のメインゲートから「噴水広場」への階段を降りていくと、まず右手の斜面で可憐なネモフィラの花が迎えてくれます。空の色を映したような青い花びらが印象的です。

小合溜に架かる水元大橋を渡ると「はなしょうぶ園」が広がります。
水元公園の名物、花菖蒲が見頃になるのはまだまだ先の6月上旬ですが、尖った緑の葉がぐんぐん伸びる現在の菖蒲田にも、豊かな生命力を感じます。

はなしょうぶ園のエリアには、二つの藤棚があります。
まず小合溜の岸辺を見ると、水に向かって突き出した半円状の藤棚が立っています。こちらでは現在、紫と白の藤の花が見頃です。

風に吹かれて揺れる藤の花穂が、青い水景色に映える様子はたいへん風情があります。
さらに、姿が美しいだけでなく、香りが良いのも魅力です！

垂れ下がる花に近付いて空を見上げると、爽やかな甘い香りがふわりと漂ってきます。
藤棚の下には腰掛石も並んでおり、お茶などを楽しむのに最適。夢見心地の憩いの時間を過ごせますよ。

岸辺の藤棚のまわりには、コデマリが数本並んで立っており、枝いっぱいに咲く白い花が見事です。
清楚なコデマリの白い花は、艶やかな藤の花と水景色によく調和します。

八つ橋が架かる菖蒲田の西側にも、立派な藤棚があります。
こちらでは紫色の藤の花が満開になっており、優美な花房が菖蒲田の緑の葉に映えています。

この藤棚には屋根のあるあずまやが付いており、藤の花を見ながら軽食などもゆっくり楽しめますよ。

はなしょうぶ田の周囲にはラクウショウなどの大木が並び、新緑が目に眩しいほどです。
そんな中で、白い花を咲かせているハナミズキも絵になっています。

藤をはじめとする美しい花々を見に、水元公園のはなしょうぶ園へ足を運んでみてくださいね。水景色と春の花の眺めに癒されます。

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