約5万円の電動除雪機は50cmの積雪でも使える?
寒波を日本中が襲い、大雪・凍結で困った経験をした方も多いのではないでしょうか。
私の住む福井となり例年以上に雪が降り、毎日の除雪作業で筋肉痛となりました。
今年は降雪も数日に分けてゆっくり降ったので道路の除雪は間に合っており大きな混乱は起きなかったのかなと思います。(除雪作業者の皆様ありがとうございます。)
とは言え、自分の家の周辺は自分がやらねばいけません。
ただ、今年のようにガンガン降られると困るのでいよいよ電動除雪機を取り入れようということで今回初めて電動の除雪機を使うことにしました。
福井の住宅街でも50cm弱積もっています。
人力で除雪も頑張ってますがやはり限界はあります。
使ってみたのが「TORO 電動パワーショベル Toro 38361」です。
価格は「49,980円(税込)+送料」です。
しっかりとしたサイズのモノだととりあえず十万円は超える世界の中、ある程度値段は抑えられていますがどういった性能なのか試していきます。
ポイント
- 思ったよりパワーはある
- 有線
- ただしデメリットもしっかりある
- 使用する場合もこのマシンの合う地域、合わない地域がありそう
まずは雪を吹き飛ばすブレード部分です。
2枚ブレードとなっておりこれが高速で回転して雪を吹き飛ばします。
材質はプラスチックなので地面も比較的傷がつきにくいようになっています。
こちら有線式となっておりコンセントから電源をとります。
コードレスタイプもありますが価格も重量も倍近くになるので今回は対象外とします。
操作は親指のボタンを押しながら人差し指のレバーを引けば動きます。
持ってみるとこのような格好となります。
持ち方や操作なども草刈り機(刈払い機)と似ていますね。
それではコードをつないで実際に除雪してみます。
■本体サイズ・性能
本体重量:6kg
本体サイズ:38cm × 31cm × 133cm
作業能力:136kg/min
想定積雪:深さ15cm
思ったより勢いよく出てきました。
今回の雪は前日に雨が降った影響か非常に重たい雪質となっており心配していましたが無事除雪ができました。
ただ、深い箇所、硬い箇所になるともちろん動きが鈍くなったり止まったりします。
それもそのはず、推奨する深さは15cm。
今回除雪している深さは30-50cmの雪なので完全にオーバーしています。
ただ、何かしら効率的に出来ないかということで至ったやり方が↓
一応、ホウキで掃くように、掘るように動かすと該当部分が削れて除雪できるようになります。
欠点は重い本体をホウキのように動かすので力を使います。ほぼ筋トレです。
力の続く限りは豪快な除雪作業ができます。
従来の使い方であれば地面に沿って15cm以下の雪を吹き飛ばします。
除雪した後に残った雪で使いってみましたがきれいに取れるし除雪速度も速かったです。
使ってみて感じた良いところ・悪いところ
良いところ
・雪が凍ったり極端に水分を含んでいなければ大丈夫なくらいのパワーはあった
・パワーがあるので深さ15cm以下という条件であればサクサク除雪できそう
最初に想像していたよりパワーがあるのがよかったです。
ベチャ雪の除雪だったので結構ハードな除雪でしたが一応作業できるかなという感じでした。
悪いところ
・有線なので線の長さ=作業範囲
・深さ15cm対応だが大雪だと15cmは軽く超えてくる
・雪を吹き飛ばす方向が正面に向かって飛ぶので場所によっては除雪しづらい
有線なので結構長めの延長ケーブルが必要です。(大き目のポータブル電源がある人はそれを使っても良いのですが)
そして、今回の福井で降ったような大雪に対しては処理能力を超えているので使えなくも無いですが本来の力を発揮しているかと言えば違うかなと思います。
誰におすすめ?
初めての電動除雪機でしたが、深さ15cmというのがあるので
雪があまり積もらない地域が前提かなと感じます。
有線ということもあるので作業場所は庭だったりガレージ前だったりのコンセントの届く距離での作業が一番向いているかなと感じました。
とはいえ、パワーはそこそこあるので使い方次第では更なる活躍の場というのは広がるかもしれません。
動画版
今回の「TORO 電動パワーショベル Toro 38361」ですが動画にもしています。
どういった感じで雪を吹き飛ばすのか、どれぐらいの音が出るのかは動画で見たほうが分かりやすいと思いますのでお時間のあるかたは合わせてごらんください。