「コンビニのおにぎりは腐らない」の噂は本当?7日放置してわかった真相と夏の注意点
こんにちは。気象予報士&食養生アドバイザーのお天気ママです。「コンビニのおにぎりは腐らない」との俗説がありますが、これは本当なのでしょうか?暑い時期だからこそ、いつまで食べられるのか気になりますよね。
そこで今回は、7日放置して検証した結果と、手作りのおにぎりとの経過の違いを紹介します。
※経過を比較するため、以下には腐敗したおにぎりの写真が含まれます。閲覧にご注意ください。
検証方法
今回は、コンビニで1日目の朝に購入したおにぎりと、ラップで握ったおにぎり、素手で握ったおにぎりの3つを準備して、屋外のベランダで7日放置して検証しました。判定するにあたり、安全性のため食べて判断することはできないので、臭い・色・粘性などの質感の3項目で、最初の状態と変わっていない場合は「〇」、判定が難しい場合は「△」、変化が大きく明らかに腐ったと思われる場合は「×」の3段階で判定しました。そのほかの詳しい条件は下記になります。
・コンビニおにぎりの消費期限は1日目13時
・それぞれラップ→ビニール→弁当袋に入れてベランダで保管
・ラップは撮影時に外し毎回新しいものを使用
・撮影時に直接置くトレーは毎回消毒
・最高気温32~36度の7日間(気象庁発表)
7日間の経過
1日目から7日目の経過を写真で紹介します。
※写真の中には腐敗した部分も映るので、閲覧する際にはお気を付けください。
素手で握ったおにぎり
傷みが最も早く、1日目夜には酸っぱい腐敗臭がし始め、2日目に色もやや黄色くなりました。5~7日目になると、茶飯のような色になり、日ごとに濃く変化しました。最初に素手で握った時に雑菌が付いたことが早く傷んだ原因と思われます。1日目の夕方には食べるには危険な状態であったと考えられます。夏場におにぎりを手作りする場合には、素手は非常にリスクが高いので、避けたほうが良いことがわかりました。
ラップで握ったおにぎり
素手よりも遅いですが、2日目には腐敗臭と若干の黄ばみが確認できました。ラップで握ったおにぎりとはいえ、安心して食べるには初日の昼~夕方頃までと考えられます。
コンビニのおにぎり
3日目には腐敗臭がして変色が始まりました。5~7日になると一部に茶色の部分がみられ、出し入れなどで雑菌がついたと思われる個所は腐敗が早いことがわかりました。コンビニのおにぎりも安心して食べるには、賞味期限内に食べることが重要であることがわかりました。
まとめ
今回の検証で、俗説の「コンビニのおにぎりは腐らない」は間違いで、コンビニのおにぎりも腐ることがわかりました。正直な私の感想は、「腐ってよかった」です。過度なほどの防腐剤は使用されていないことが確認できたからです。
手作りのおにぎりは美味しいですが、夏場は絶対に素手では握らないことが重要です。また気温の高い夏場のレジャーでは、保冷剤を活用したり、コンビニのおにぎりを利用したりするのも一つの方法だと感じました。
この先も暑さが続きそうです。おにぎり・お弁当の管理に注意をして、夏を楽しんでくださいね。