【英会話】「BY」と「UNTIL」の違いは何?両方とも「~まで」だから同じように使っていいの?
皆さんこんにちは。ForB(フォービー) Englishの番場です。本日は「by」と「until」の違いを、例文を使いながらご説明します。「by」も「until」も日本語にすると「~まで」と訳せるので、同じように使えそうですが、ネイティブスピーカーはこれらの表現を使い分けています。いったいどんな違いがあるのでしょうか。
それではまず例文を見てみましょう。例文1と例文2のカッコに、「by」または「until」を入れてみてください。
例文
1.The museum is open ( ) 6 p.m.
2. He must finish the report ( ) 6 p.m.
正解
1.The museum is open ( until ) 6 p.m.
(博物館は午後6時までずっとオープンしています。)
例文1の空欄には「until」が入ります。「until」は継続している状態や行動の終了時点を示します。例文1では博物館がオープンしている状態が午後6時まで継続すると考えられるので、「until」が入ります。「until」は「~までずっと」と覚えておきましょう。
それでは次に例文2を見てみましょう。
2. He must finish the report ( by ) 6 p.m.
(彼は午後6時までにはレポートを終わらせなければなりません。)
例文2の空欄には「by」が入ります。「by」はその時までに何かを行わなければならない期限を示します。例文2ではレポートを終わらせる期限が午後6時と考えられるので、「by」が入ります。「by」は「~までには」と覚えておきましょう。
いかがでしょうか。「until(~までずっと)」は継続している状態や行動の終了時点、「by(~までには)」はその時までに何かを行わなければならない期限を表します。それでは理解度を確認しましょう。次の3つの文の空欄に「by」または「until」を入れてください。
理解度クイズ
1.Please submit the document ( ) tomorrow.
2.The sale continued ( ) July 5.
3.Please return the books ( ) Monday.
理解度クイズ正解
1.Please submit the document ( by ) tomorrow.
(明日までには書類を提出してください。)
質問1の空欄には「by」が入ります。この文の場合、「tomorrow(明日)」は書類を提出する期限を表し、継続している状態や行動の終了時点を表していません。つまり、「by」が正解になります。
それでは次に質問2を見てみましょう。
2.The sale continued ( until ) July 5.
(セールは7月5日までずっと続きました。)
質問2の空欄には「until」が入ります。この文の場合、「July 5(7月5日)」が継続しているセールの終了時点と考えられ、その時までに何かを行わなければならない期限を表していません。つまり、「until」が正解になります。
それでは次に質問3を見てみましょう。
3.Please return the books ( by ) Monday.
(本を月曜日までには返却してください。)
質問3の空欄には「by」が入ります。この文の場合、「Monday(月曜日)」は本を返却する期限を表し、継続している状態や行動の終了時点を表していません。つまり、「by」が正解になります。
まとめ
いかがでしたでしょうか?「until」は継続している状態や行動の終了時点、「by」はその時までに何かを行わなければならない期限を表します。日本語で「until」は「~までずっと」、「by」は「~までには」と覚えておくと、区別がつきやすくなります!
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