【クイズ】カットキャベツの切り口は黄色と緑色どちらを選ぶのが正解か答えなさい
こんにちは、スーパーの青果部歴10年の青髪のテツです。
私はTwitterで野菜について毎日発信しているのですが、活動を続けていく中で野菜の選び方や保存方法を間違って覚えている方が多くいることに気がつきました。
そこで、突然ですがクイズです。
鮮度の良いカットキャベツの切り口の色は「黄色」と「緑色」どちらでしょう?
答えは「黄色」です!
これをTwitterで発信したところ「え、緑色の方が新鮮だと思っていて、ずっと緑色を選んでいた」という方が多くいました。
そこで今回はカットキャベツは黄色い方が新鮮な理由を紹介していきます。
カットキャベツの断面は黄色い方が新鮮な理由
私たちスーパーの店員は毎日キャベツを数百個半分にしたり、1/4に加工しています。
さらにその切ったキャベツを売り場に陳列し、ある程度時間が経ったら鮮度チェックをして切り口の色を確認します。
その経験を元に言えるのは「切り立てのキャベツの断面は黄色い」ということです。
主婦(主夫)のみなさんも1玉のキャベツを半分に切ることは多いと思いますが、そこまで断面の色を気にしている方も少ないからか、緑色の方が鮮度が良いと勘違いされている方が多くいるようです。
カットキャベツの断面は時間が経つと緑色に変色する
この画像よりもさらに上の黄色い断面のキャベツとすぐ上の緑色の断面のキャベツは、どちらも同じものです。
緑色の方は、買ってから1日明るい部屋で置いておいたものになります。
キャベツは切られても生き続けていて、成長を続けています。蛍光灯の光りでの光合成をして緑化していくため、切り立てでは黄色かった断面が緑色に変色するんです。
変色しているだけであれば、食べることはできます。といっても切ってから時間が経っていて食味も若干悪くなるので、お店に黄色い断面のキャベツと緑の断面のキャベツが並んでいるのであれば「黄色」を選ぶことをおすすめします。
カットキャベツの選び方まとめ
今回は「カットキャベツの選び方」を紹介しました。
色以外の要素をさらに知りたい方は「キャベツの選び方」という私が書いた別の記事を読んでみてください。
こういう発信をすると必ず「フードロスが増えるから野菜の選び方の発信はするな」と言われるのですが、悪くなった商品に手をかけて売り切るのはお店側(私たち)の仕事です。
お店は鮮度を落としてしまった商品は、値引きするなどして売り切る。お客さんは、定価であれば一定の品質がともなっている商品をカゴに入れる。というのが健全だと思います。
また、フードロスはお店よりも家庭の方が多く出ています。消費者が良いものを選び、早く使い切るか、正しい保存方法で保存するということの方がフードロス改善につながります。
ぜひ今回の記事を参考にして、カットキャベツを選んでいただけると嬉しいです。