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猛烈な強さの台風22号、今夜にもフィリピンを直撃へ

杉江勇次気象解説者/気象予報士/ウェザーマップ所属
猛烈な台風22号の雲の様子(19日午前3時、気象庁HPより)

猛烈な勢力でフィリピンを直撃へ

台風22号の進路予想(19日午前3時)
台風22号の進路予想(19日午前3時)

最新の台風情報(気象庁HP)

台風22号は昨夜9時、中心気圧905hPa、最大風速55メートル、最大瞬間風速80メートルの猛烈な勢力に発達しました。

まだ速報値ではありますが、今年猛烈な台風まで発達したのは、これで1号、14号、18号に次いで*4個目となります。

そして、きょう午前3時現在、さらに勢力を強めており、中心気圧900hPa、最大風速60メートル、最大瞬間風速85メートルの台風としては最強とも呼べる勢力に発達しています。

今後もこの勢力を維持したまま西寄りに進み、今夜からあす未明にかけてフィリピン北部のルソン島を直撃する予想です。

フィリピンには最盛期のまま台風が上陸することが多く、時折、猛烈な勢力で直撃することもありますが、今回の台風22号は2013年、フィリピンに大災害をもたらした台風30号に匹敵する勢力でルソン島を直撃するおそれがあり、甚大な被害も予想される状況です。

またフィリピンを通過したあと、勢力を落としますが、それでも強い勢力で金曜日から土曜日にかけて、中国大陸に再上陸する見込みです。

その後は東寄りに進み、来週の週明けには東シナ海へ進みそうですが、この頃には熱帯低気圧、あるいは温帯低気圧に変わっている可能性が高いと思われます。

とは言え、沖縄や九州などには、台風残骸の活発な雨雲が進んでくる可能性もあり、油断は出来ません。

*今年の猛烈な台風

1号、中心気圧900hPa、最大風速55メートル(確定値)

14号、中心気圧890hPa、最大風速60メートル(速報値)

18号、中心気圧905hPa、最大風速60メートル(速報値)

気象解説者/気象予報士/ウェザーマップ所属

人の生活と気象情報というのは切っても切れない関係にあると思います。特に近年は突発的な大雨が増えるなど、気象情報の重要性が更に増してきているのではないでしょうか? 私は1995年に気象予報士を取得しましたが、その後培った経験や知識を交えながら、よりためになる気象情報を発信していきたいと思います。災害につながるような荒天情報はもちろん、桜や紅葉など、レジャーに関わる情報もお伝えしたいと思っています。

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