『突っ張り棚』を付けている人がやりがち⇒今すぐやめて!危険NG行動3選
賃貸でもOKのつっぱり式収納棚は人気ですが、正しい使い方を知らない人が多く、危険な使い方が散見されます。今回はDIYアドバイザーの私が、「突っ張り棚」のNG行動3選と安全に使うための対策をお話します。
NG①耐荷重の意味を正しく理解していない
商品の「耐荷重〇〇kg」という表記は、耐えられる重さのことではありません。正確には、「静止状態」で耐えられる重さのことを意味します。荷物を置いたり、なにかしら動きや重さが加わる場合、耐荷重は保証されていないのです。
NG②強度不足の壁、天井に設置している
壁や天井の強度が充分でない場所に設置するのはNG。例えば、しっくい壁や砂壁に突っ張り棚の取り付けは危険です。
NG③取り付けてから部品を締め直ししていない
突っ張り棚の構造上、ボルトやネジはゆるみ、バネは劣化します。ゆるんだ状態で使用を続けると倒壊の恐れがあるため危険です。大型の壁面収納で人気のディアウオールの説明書には「定期的に締め直しをするように」と記載されています。
安全に使うためにできる事
荷物を置いたり、動きが加わったりする棚は、耐荷重には余裕をもって設置しましょう。また設置済みの突っ張り棚は、ボルトやバネが締まっているか定期的にチェックを。地震などで気が付かないうちに緩んでいることもあるため、放置は危険です。
便利でも危険、突っ張り棚は正しく安全に使おう
地震や家の経年で、ゆるみが生じていることはよくあること。また突っ張り棚の特性上、ボルトやバネは経年劣化します。知らなかったではすまされない、事故になる前にチェックしてみてくださいね。